
俳優の藤木孝さん(80歳)が自殺していたことが分かりました。
関係者によりますと、20日午前中、親族が見つけ、病院に運ばれましたが、死亡が確認されたということです。
現場の状況などから自殺とみられ、遺書が見つかったということです。
芸能界では自殺が相次いでいて7月には俳優の三浦春馬さん(30)が、今月14日には芦名星(36)さんが亡くなっています。
藤木孝さんはブラッディマンデイ Season2 (2010年、TBS) で島村太法務大臣役を務めていて三浦春馬さんが、芦名星さんと共演しています。芦名星さんと同じホリプロ所属。
藤木さんは静岡県出身で、2004年に放送されたNHKの大河ドラマ「新撰組!」に出演したほか、
数多くのドラマや映画で存在感のある脇役として活躍していました。
有名人が自殺すると後追い自殺が増える「ウェルテル効果」
有名人が自殺すると自殺者が増えることが統計的に分かっていて、テレビの報道では有名人の自殺について詳細な報道をしない。センセーションな演出をしないことがルールとなっていますが、三浦春馬さん自殺についての報道でこれらのルールが守られていたかというと、一部の番組では守られていなかったと思います。
また、三浦春馬さんの追悼という意味も込めて撮影中のドラマや過去の主演ドラマを放送する動きもありましたが、これも自殺を助長しないかどうかについて、十分検討されていたかは疑問ですね。
ウェルテル効果は境遇が似ている人が後追い自殺する傾向にあり、三浦春馬さんが、芦名星さん、藤木孝さんはブラッディマンデイ共演者として共通点があったことも影響した可能性があります。
ドラマ、ブラッディマンデイはパンデミック描写があり、殺人ウイルスをまいたテロリストと警察との戦いを描き、ウイルスで次々と登場人物が死亡するシーンがあり、現在の新型コロナウイルス渦を連想させたのかもしれません。
ここまで、一つのドラマから自殺者が出ると、ブラッディマンデイ出演者に対してのメンタルケアが所属事務所は必要となるでしょう。
過去に日本で起きたウェルテル効果の事例
1986年(昭和61年)に、アイドル歌手の岡田有希子が18歳で飛び降り自殺すると、30名余りの青少年が後を追うように自殺し、そのほとんどが、岡田有希子と同様に高所からの飛び降りて自殺で1986年はその前後の年に比べて、青少年の自殺が3割増加し、国会の衆議院文教委員会で、江田五月がこの件を採り上げるまでに至り、ユッコ・シンドロームと呼ばれた。
1998年(平成10年)X JAPANのhideが自宅で急逝した件が自殺だったと報道されると、ファンの後追いとみられる自殺が急増。警視庁の要請により、YOSHIKIをはじめとしたX JAPANのメンバーが、「自殺を思い留まるように」呼び掛ける記者会見を開くという社会問題に発展。
8月の自殺者数は例年に比べて1,3倍増で約200人が亡くなっており、新型コロナウイルス渦によるストレスの上昇、経済苦に加えて、有名人の自殺による後追いも増加しているのかもしれません。
ぼくは自殺など考えたことはありません。
— 神人さんの言葉_bot (@kamihito_kotoba) October 6, 2020
これからやりたいことがたくさんありましたから。
(中略)
ぼくには夢がありました。自分の映画を作ること。そのために、演技も脚本も監督の学びも真剣に進めてきました。分かる人になら、それで分かると思います。
【2020.9.28 故 三浦春馬さんの言葉より抜粋
ネットの声
三浦春馬さん以降、業界にウェルテル効果来てるのかしら
久米さんがニュースやってる時代にも中央線で自殺が頻発して、このことが問題視されましたね。久米さんはそれを受けて「うちではもう伝えない」と宣言されてました。
三浦春馬さんへの悲しみの中、芦名星さんの訃報もとびこんできて
ウェルテル効果、みたいになってる気がする
芦名星さんの訃報の記事とともに、いのちの電話の番号が書かれていた
世の中が負の連鎖を危惧してるのだろう
自分の命を守れるのは唯一自分だけ
死ぬほど追い詰められたなら堂々と逃げて