
スマホ確定申告が進化しています。
「PC行き宣告の絶望」の解消目指す国税庁。「ニーズは高い」と鼻息も荒いようです。
お手軽なスマホ確定申告
2018年分の確定申告からスマートフォンで申告書が作れるようになり話題になりましたが、一定の条件を満たす一つの会社に勤める会社員だけに限られるという条件付き。
インターネット上では
「すぐに『パソコン行き』を宣告されてしまう」
「使えない」
という落胆の声が上がりました。
この声に対し、国税庁は「ニーズが高いということが分かった」と奮起します。
🌻💛展示中💙🌻
1/23(木)、ふなっしーが船橋税務署の一日署長に就任し、e-Taxを利用しスマホで確定申告を体験しました(。゜▽゜)ノ📱✨
その際に、梨の身にまとっていた「タスキ」と受け取った「表彰状」を展示しております☺️
ご来店の際に、是非ご覧くださいませ💖#ふなっしー pic.twitter.com/ldmfieJITY
— ふなっしーLAND船橋本店担当 (@funassyiland_s) January 24, 2020
19年分は副業をしている人など、対象を大きく広げたのです。
システムも改善し
「今年こそ利便性を感じてもらう」
と意気込みます。
システム開発費と改修費は9億円
18年分の確定申告の時期にはインターネット上で
「雑所得があると使えないとは」
「対象にならないとすぐに『PC行き』を宣告されてしまう」
など失望の声が多くありました。
この意見に対し、担当者は
「初年度はスモールスタートで始めたが、多くの人に必要とされていることが分かった」
と前向きに受け止め、改良を加えたのです。
2018年分の確定申告をした人約2222万人のうち給与所得者(46.7%)と雑所得者(26.3%)が対象になります。
約7割の人がスマートフォンで確定申告ができるようになる計算です。
昨年に比べて「PC行き」を宣告されることは少なくなりそうです。
確定申告に関するパソコンとスマートフォンのシステム開発費と改修費は約9億円。
日立製作所が開発しました。
画面を見ると、単純な作りに見えますが、想像以上にお金がかかる印象です。
iPhone、Android端末でマイナンバーカードの読み取り可能に
さらに国税庁が「e-Tax利用拡大への大きな弾みになってほしい」と期待を寄せるのが、マイナンバーカードを使ってiPhoneとAndroid端末で確定申告ができるようになることです。
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1月31日からは、おサイフケータイのイメージでマイナンバーカードを端末にかざせば、申告書を作成、送信できます。
事前にマイナンバーの個人専用サイト「マイナポータル」に登録しておくと、よりスムーズです。
ネットの反応
「昨年度、e-taxを利用して確定申告をしました。思ったより簡単に処理ができ、その場で過不足金の概算も判るため、便利になったものだなと。」
「毎年、記入用紙が送られてきます。計算はエクセルでフォームをつくってあるので、その年の計算式変更点だけを直して、さっと計算完了です。個人レベルの確定申告などはこの程度で十分だとおもっています。」
「必要項目を入力したら申告書をPDFで作ってくれる今までのサービスでも十分に便利だと思う。」
スマホは便利ですね。ちかいうちに選挙もスマホで投票できるようになりそうです。