なぜビルゲイツはスマホを子供に持たせないのか。スマホの悪影響が話題に。

現代人は平均10分に1回スマホを手に取り、1日に2,600回タッチするというデータがある。それほどスマホは人々の生活に浸透しており、常に携帯していないと不安を覚える人も少なくないようだ。

確かにスマホは私たちに利便性をもたらした。しかし、その極端に多い使用は、脳に影響を及ぼさないのだろうか。

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スマホ依存症が起こる理由と副作用

チャットやメールの着信音が鳴るとスマホを手に取りたくなるのもドーパミン放出のせい。たいていの場合、着信音が聞こえたときの方が、実際にメールやチャットを読んでいるときよりもドーパミンの量が増える。

同様に、フェイスブック、インスタグラムやスナップチャットがスマホを手に取らせ、何か大事な更新がないか、「いいね」がついていないか確かめたいという欲求を起こさせる。

このような現象はスマホの無い生活が考えられない人にとって一日中続くことになります。

また、現代のデジタルライフでは、私たちは複数のことを同時にしようとしがち。つまりマルチタスク。しかし、私たちは一度にひとつのことにしか集中できない。複数の作業を同時にこなしていると思っていても、実際にやっていることは、作業の間を行ったり来たりしているだけなのです。

集中する対象を変えるだけなら、コンマ1秒程度しかかからない。しかし問題は、脳がさっきまでの作業のほうに残っていることです。。脳には切替時間が必要である実験が示唆している。集中する先を切り替えた後、再び元の作業に100%集中できるまでには何分も時間がかかるという。

スマホを使ったマルチタスクが人間の集中力を減退させているのです。

カロリーを得ることが私たちの健康のメリットにもデメリットにもなるように、デジタル化も私たちの脳に諸刃の剣となり得る。デジタル化のおかげで知能を効率的に使えるようになり、想像を絶するような創造性も与えられたかもしれない。しかし毎日何千回もスマホをスワイプして脳を攻撃していたら、影響が出てしまう。

注意をそがれるのが慢性化すると、その刺激に欲求を感じるようになる。そして、小さな情報のかけらチャットやツイート、フェイスブックの「いいね」を取り込むことに慣れれば慣れるほど、大きな情報の塊をうまく取り込めなくなる。

私たちはデジタルな道具を賢く使わなければならないし、それにはデメリットがあることも理解しておかなくてはいけない。

すでに、一日5時間以上スマホを利用している人はスマホを取り上げた瞬間から10分以上の時間が経過すると体内ストレス値コルチゾールが大幅に上昇してスマホを無意識に求めるようになることは研究結果から明らかになっていて、これはギャンブル依存症と同じ状態であり、スマホ依存症といって差し支えない病気といえます。

また、紙で勉強した場合とタブレット端末で勉強した場合には紙の方が暗記の結果が良く、児童の発達にタブレット端末は悪影響を与えかねないとしてアメリカでは学校へのタブレット端末の使用を一旦停止したことも話題になりました。

とはいえ現代人の生活に必須となったスマホを手放すのは容易ではないので、なにごともほどほどにということですね。

ネットの声

今日はアンデシュハンセンのスマホ脳読みまみた
学生さんとか、SNSでしんどくなっちゃう人には特に面白いんじゃないかな…
(読んでもなお夜中にスマホを弄ってるわけですが)

寝る前のスマホはよくないって言うじゃん?でも、私布団に入って1時間以上眠れない時に、スマホ開いて適当にTwitterとか見てると眠くなってスヤァ...って眠れるんだけど。
それって、「ADHD特有の脳内フル回転が落ち着かなくて眠れない→無意味なスマホいじりで脳が働かなくなる→寝る」なんじゃ...

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