ハバナ症候群ってなに?アメリカの外交官や兵士、CIA職員が次々と健康被害。ロシア、中国の指向性エネルギー攻撃説も

ハバナ症候群は2016年から、キューバの首都ハバナに駐在していたアメリカとカナダの外交官が、頭痛やめまい、耳鳴り、集中力の低下など、体調不良をうったえたのが始まり。人によって聞こえ方に違いがあるが、音がきっかけになって、症状が出た人もいる。脳の一部が損傷するなど、深刻な健康被害を負うケースもあった。当時のトランプ大統領は科学的根拠は示さず、「キューバの攻撃のようだ」と述べた。キューバに滞在していた外交官やその家族の多くを退避させ、大使館は再びほぼ閉鎖された。さらにアメリカに駐在していたキューバの外交官15人を「報復」として、ワシントンから追放した。キューバはこの「攻撃」容疑をすぐさま否定した。このとき、アメリカとキューバは54年ぶりに国交を回復し、ハバナにあるアメリカ大使館を再開したばかりだった。攻撃す理由はあまり見つからず、当時はトランプがまた暴走した。この程度に受け止めれられていたのだ。

現在も被害が止まらず

しがし、現在も科学的な根拠は見つからないまま、世界各地でアメリカの外交官や兵士、CIA職員に同様の症状が出て、その数は200件を超えていた。これまでに中国、ドイツ、オーストリア、ロシア、コロンビアなどの米在外公館職員らにも被害が発生。ハリス副大統領が8月、ベトナムを訪問する際にも複数の同国駐在職員が症状を訴えたため到着が遅れたほか、米中央情報局(CIA)のバーンズ長官が9月にインドを訪れた際も同行職員1人が症状を訴えている。   

米政治メディア「ポリティコ」は10月、米当局から説明を受けた議員らの話として、健康被害の原因が「指向性エネルギー攻撃」だとする新たな証拠が見つかったと報じた。当局は、ロシアなど米国と敵対的な外国政府が攻撃に関与しているとの見方を強めているが、決定的な証拠はないとしている。陸上自衛隊中部方面総監を務めた山下裕貴元陸将は「音響兵器や高周波兵器の可能性がある」と語る。山下氏によれば、音響兵器はLRAD(Long Range Acoustic Device=長距離音響発生装置)とも呼ばれ、捕鯨船に搭載されていたことで話題になった。捕鯨船は、米環境保護団体などによる捕鯨妨害活動に悩まされていた。耳をつんざくような音波を相手に照射し、対象者に耐えがたい苦痛を与えるという。高周波兵器はマイクロ波を放つことで、照射された相手の皮膚の下の痛覚を刺激し、激しい傷みを与えるとされる。いずれの兵器も数百メートルから1キロ程度先まで照射できる。だが、最近になって国務省の機密文書が明らかになり、「攻撃説」をくつがえす予想外の内容に目が集まっている。アメリカのネットメディアBuzzFeed Newsが2021年9月、機密解除になったアメリカ国務省による科学報告書を情報公開制度で入手した。

これまで原因不明の「怪現象」として注目されていたハバナ症候群は、コオロギによる可能性が高いというのだ。加えて「心因性」による集団心理の影響も指摘している。

このコオロギは学名をAnurogryllis celerinictusといい、非常に特徴的な高い鳴き声だ。アメリカのウェブサイト「Singing Insects of North America」が録音データを公開している。

注目すべきは、この調査が実施された2018年時点で、現在までアメリカ政府が有力視してきた「マイクロ波」や「超音波」による攻撃が関与している可能性は「きわめて低い」と判断していることだ。この報告書は、アメリカ政府によって委託された、独立科学諮問グループ「ジェイソン(JASON)」が作成した。ジェイソンはアメリカのトップクラスの物理学者など、科学者約60人で構成。冷戦時代の国家安全保障など、機密性のある科学技術に関して調査を手がけてきた。

コオロギが原因だったとしてアメリカの外交官や兵士、CIA職員になぜ被害が集中するのか、謎は尽きない。

ネットの声

そんなバハナ!!!!!

マイクロ波ではないけれど「共産主義者がスカラー電磁波で日本を襲う」と言っていたパナウェーブ研究所がある意味正しかったのでは?

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