
水分補給が大切なこれからの時期にやりがちな
空のペットボトルの水筒としての再使用は
実は衛生面ではNG!その理由とは!?
[media groove] ペットボトル再利用は菌が繁殖する!?
ペットボトルの飲料を飲む時は、容器に直接口をつけて飲みますよね。
唾液には菌が含まれている為、飲んだ際に入った菌が増殖する可能性があります。
菌は有機物と水分とミネラルがあるとよく繁殖してしまうので、
夏場などは注意が必要です。
<出典:Cadot>
水ですすぐなどして「再利用」したペットボトルの方が、
直接口をつけて飲んだペットボトルを使い回すより、
細菌が繁殖しやすくなるそう。
<出典:弘前大学>
お茶のペットボトルについて、左側のグラフが別容器に入れた場合です。
右側のグラフが再利用した場合のグラフです。
注目してほしいのは、桁数が違うところです。
その数、なんと100倍以上です!
これは再利用はしない方がよさそうですね
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PET素材は水筒には不向き!
ペットボトルの素材である「PET」は、
熱に弱い為、加熱による熱消毒ができないという特徴があります。
上記の特徴から、サントリーはWebサイト上で、
PETボトルは繰り返し使用するには衛生面、耐久面での問題があり、
水筒代わりにするには不向きだとしています。
<出典:サントリーお客様センター>
携行性に優れ、値段も安価なペットボトルですが、
万能とまではいかなそうですので、気温の高くなる時期は注意が必要です。
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空になると分解されるペットボトル?
近年では、藻類から得られる「寒天」を使用した
100%天然素材の「寒天ボトル」が存在します。
アイスランド美術アカデミーの学生アリ・ヨーンソンが、
紅藻類と水から生物分解性のボトルを作成したとしている。
<出典:カラパイア>
この寒天ボトルの特徴は水が中に入っている場合は、
ボトルの形状は保持されるが、空になると分解し始めるという点です。
このボトルは寒天で作られているので、中の水は安心して飲めるそう。
但し、寒天味が少しつくかもとのことwww
これなら再利用せずに分解できるので、
衛生問題も解決できそうですね。
これからの時期は気温と湿度が高くなり、
水分補給の頻度が多くなりますが、
一度、使用したペットボトルの再使用はやらない方がよさそう。
かといって、一回で捨てるのももったいない気もしますが、
捨てたペットボトルが早く分解されるようになれば、
衛生面での問題解決に加えて国土があまり大きくない日本における
ごみの廃棄問題も同時に解決できる日が来るかもしれません。