新型コロナウイルスの今後の論点は集団免疫を達成したかどうか?
テレビでは連日新型コロナウイルス問題が取り上げられて、無駄に恐怖をあおり、PCR検査を増やせ的な報道が相次いでいましたが、安倍首相が辞任を表明したとたんにポスト安倍に話題が集中。
結局は、テレビが新型コロナウイルス問題を煽っていたのは視聴率の問題で、新型コロナウイルス騒動のバカ騒ぎが終わって良かったです。
第2波はなぜ収束に向かっているのか
新型コロナウイルスの3月の第一波と呼ばれた感染拡大は、不要不急の外出自粛呼びかけにより外から人がほとんどいなくなり、さらに緊急事態宣言を出して接触の8割を減少させるように呼びかけ。
芸能人も家にステイホームして自宅の動画をSNSに共有してみんなで家に居ようキャンペーンが行われました。
ここまでやったので、第一波が収束に向かったのは理解できますが、これは経済的な打撃が大きすぎました。
そこで、第2波が来ても政府は大胆な抑制策は取らずに様子見を続けていましたが、ここへきて新規感染者数が目に見えて減少に転じています。
第一波と比較してとくに大きな自粛をしたわけではないのに収束に向かった理由は何だったのでしょうか?
https://twitter.com/curioshiki/status/1300703940061790209
集団免疫とは何か
当初ドイツのメルケル首相が集団免疫について説明した定義では、新型コロナでは基本再生産数(Ro)が2.5だとすると、集団免疫閾値は(1-1/2.5)x100 = 60%となり、6割の人が抗体を保持することが集団免疫だという認識が広まっています。
しかし、その後の研究で新型コロナウイルスは感染者の多くが抗体を持たず、抗体を持った人も3か月程度で消えてしまうことが分かってきました。
では、集団免疫は達成されないのかというとそうではありません。
免疫には抗体の他に免疫記憶と呼ばれる機能があります。
免疫記憶は一度感染したウイルスを体が記憶して、抗体ほど強力に感染予防するわけではなく、感染してもすぐにウイルスを退治して、無症状、軽症で済ませるため周りへの感染力も減少し、有効期間は10年~死ぬまでとされます。
免疫記憶が維持されている間にウイルスに軽度に感染すると免疫記憶が維持継続されていくとのことです。
要はただの風邪となるわけです。
これまでのお話の概要
T細胞の研究
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スウェーデンが集団免疫を達成
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多くの研究者が認め、ロンドン、ニューヨークなど他の多くの都市も集団免疫状態にあることを指摘
↓
インドやブラジルの研究者も集団免疫に向かうことに納得
↓
英国メディアもイギリスが集団免疫状態だと報道で指摘← 今ここ pic.twitter.com/IwQbIFclta— You (@You3_JP) August 15, 2020
新型コロナウイルスは軽症者は抗体ではなく免疫記憶を持つことがわかっていて、ドイツの調査では免疫記憶保有者の約半分が自覚なしの無症状です。
日本ではヨーロッパと比較して軽症例が多いので抗体保有率は低くでも免疫記憶保有者がじわじわと増えていることが想定されます。
子供にとってインフルエンザが大敵で毎年多数の死者が出るのは、生まれたばかりで免疫記憶を持っていないからで、大人になってからは健康な人はインフルエンザは死ぬほどのものではなくなります。
新型コロナウイルスも新型なので免疫記憶を持っていないため、重症化する人が一定数いますが、時間の経過とともに免疫記憶を持つ人が増えると感染者数はそれなりに出続けますが、重症化率、致死率が下がります。
免疫記憶は、約20年前に発見されて、特定のウイルスの免疫記憶の分離に成功したのは約10年前なのでどの程度の人が免疫記憶を持っているかを大規模に調査するのは不可能ですが
とくに日常生活で自粛を強化したわけではなく第2波では重症者、死亡者が感染者数に対して少ないのは、治療法が見つかってきた、検査数が増えたという要因以外にも、すでに自覚なしに免疫記憶を持った人の割合が増えているという理由があると考えられます。
他のコロナウイルスは冬に流行するので、冬に第3波が来る可能性はありますが、重症化する人が少なく、死亡者も毎年1万人といわれるインフルエンザに届かないのであれば、春には日本では徐々に風邪、インフルエンザの一種として扱っていくことになるでしょう。
https://twitter.com/AzegamiHirokazu/status/1300718382753263616
ネットの声
新コロ対策では意見が二分している。
・徹底的な防疫で、新規感染をゼロに張り付けるアジア系、ニュージーランドのやり方
・ノーガードでどんどん感染させ、集団免疫を獲得するスウェーデンのやり方
でも世の中常に二択ではない。
高リスクの人の感染予防を徹底、若い人はノーガード、もあり得る
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