吉田沙保里さんの兄、“教え子に体罰”で謝罪も、これ謝って済む内容?とドン引き案件

レスリング女子でオリンピック3連覇を果たした吉田沙保里さんの兄・栄利氏が教え子に体罰をしていたとして謝罪しました。

吉田栄利氏「被害者・ご家族の皆さまに深くおわび申し上げます。大変申し訳ありませんでした」

3日から津市で開催されている「吉田沙保里杯」の会場で、兄・栄利氏は体罰をしていたことについて、4日、謝罪しました。

関係者によりますと、栄利氏は8年前、自身が監督を務めていたレスリング教室で、当時6歳の男の子の顔を数回、平手打ちしたということで、日本レスリング協会は今年9月、栄利氏を2年間の指導者資格停止処分としました。

また、吉田沙保里さんはSNSで、「兄の愚行により、傷を負われたご本人とご家族の方々に深くおわび申し上げます」などと謝罪しています。

Contents

2年間の資格停止処分で済んだのが謎

体罰を報じた週刊現代によると、事件は’15年に起きたという。“一志ジュニア”でコーチを務める男性の息子に対し、栄利氏が平手打ちを3発食らわせ、6歳だった生徒は吹っ飛んだというのだ。顔からは出血し脳震盪のような症状があり、因果関係は不明だが、今も左目の視力だけが極端に悪いという。

父である栄勝氏は吉田を五輪3連覇へ導いた伝説の指導者。

しかし、栄勝氏も竹刀を手に持ち、厳しい指導を日々繰り返していた。日本レスリング協会公式サイトの’20年9月12日の記事には、栄勝さんのこんな言葉が残っている。

「長男は3度、死なせてしまったと思った。教育委員会から指導が来たよ」

と苦笑した、と書かれていました。

週刊誌の報道が正しいとすると2年間の資格停止処分で終わっていることが信じられない内容ですが、レスリングのようなマイナースポーツで指導者の競争原理も発生しない環境ではこのような指導者が未だに残ってしまっていても不思議ではないですね。

世代的に吉田沙保里さんの父の体罰については、そういう時代だったで済むのかもしれませんが、息子が現在もその指導を続けていたということなら、体罰というよりも傷害事件です。

現代にも未だにこのような体罰教育はスポーツの現場に残っているといえるのでしょう。

吉田沙保里さんの兄ということで世間の注目を浴びた形となりますが、日本全国で他競技でも未だにこのような教育が残っていると考えると、背筋が凍りますね。

ネットの声

被害者の写真をみましたが、酷い傷と青あざで暴力事件にしか思えません。街中で見ず知らずの人間にすれば即逮捕されてるでしょう。今回刑事事件になっていませんが、週刊誌の内容が事実であれば隠蔽を行ったと思われて当然です。家族への暴力でも犯罪です。被害届を出されて傷害として扱うべき程の事案だと思います。

暴力でしか指導出来ないのは指導力のないあらわれです。暴力なくすと弱くなるならそこまでです。それは指導ではなく脅しで必要ない。そんな指導者が、再び現場に戻る必要はあるのか疑問です。

 

スポーツ指導者の暴力は、絶対に許されません。指導力不足を自明なものにしています。栄利氏は8年前、自身が監督を務めていたレスリング教室で、当時6歳の男の子の顔を数回、平手打ちしたということですが、本件だけだったのか、暴力指導が常態化していたのか気になるところです。
とはいえ、日本レスリング協会は、8年前の暴力指導案件といえども、時効にせず今年9月、栄利氏を2年間の指導者資格停止処分としたことから暴力指導が常態化していた可能性もあります。

Twitterでフォローしよう

pick up