Meta(元facebook)のTwitter対抗サービス「Threads」がスタート。背景はTwitterのサービス悪化

Meta(元facebook)は、テキストベースの会話ができる新コミュニティサービス「Threads」のiOSアプリを5日23時ごろから提供開始した。6日1時の段階ではログインはできなかったが、朝には利用可能となり、AndroidアプリもGoogle Playで公開された。

Threadsは、Twitterのようにテキストベースの会話に対応した新サービスで、「Meta版Twitter」とも目され、登場前から期待されている。

3日にApp Storeに予約ページが開設されており、サービス内容として、「Threadsは、コミュニティが集い、関心のあるトピックから次に来るトレンドまで何でも話し合える場。お気に入りのクリエイターや自分と同じ興味・関心を持つ人をフォローし直接つながれるほか、自分のファンを増やし、世界に向けて自分のアイデアや意見、クリエイティビティを発信できる」としている。

6日1時時点ではアプリはダウロードできるものの、サービスへのログインはできなかったが、iOSのInstagramアプリで、[Threads]と検索して、検索窓の右側に表示されるThreadsのアイコンをタップすると、7月6日午後11時(JST)と表示されていた。またマーク・ザッカーバーグ氏のInstagramでも、「JUL 06 07:00 AM PDT(日本時間 7月6日23時)」と紹介していることから、6日23時にサービススタートすると見られたが、前倒ししてスタートした形だ。

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twitterの無料サービスが続々と改悪、有料化が進む

Twitterでは日本時間7月1日夜から、API呼び出しの回数制限を超えたというメッセージが表示され、ツイートが表示されない症状が発生。オーナーのイーロン・マスク氏は2日、極端なレベルのデータスクレイピング(自動収集)とシステム操作に対処するため、一時的に制限を設けると発表していました。  当初は「認証済みアカウントが1日6000投稿、未認証アカウントは1日600投稿、新しい非認証アカウントは1日300投稿」を上限とする閲覧制限が行われたものの、その後はそれぞれ1万投稿、1000投稿、500投稿になっています。

今回の制限は緩和されましたが、Twitterの機能は制限されていく方向は変わりありません。

そもそもこれだけ世界中で広がっている巨大なサービスが無料で提供されていること自体に無理があり、無料というのは、結局「だれかがかわりに払ってくれる」ということ。そのだれかは国家かもしれないし広告主か原理的にだれかのコントロールを全面的に認めるということで、言論の自由はその範囲においてしか保たれません。

ロシアのウクライナ進行や新型ウイルスの影響では陰謀論の拡散と言論の自由との間で矛盾が発生し、ディープフェイクが普及したことで、バイデン大統領のフェイク動画が拡散される事件もありました。

このような危険を無料で管理しつづけることは無理でしょう。

サーバー代が増え、サーバーに使われる半導体もどんどん高度なものになっており、ネットサービスのコストが増えています。ネットがフリーの時代はとっくに終わっています。

まともな情報やコミュニティがほしければお金を払うしかなさそうです。

流れに逆行するMETA

このような悲観的なネット文化の流れに対抗する形でMETA(元facebook)が新サービスを開始しました。

METAはfacebookが頭打ちとなったことで、メタバースという3D空間でのコミュニティを作るとして、社名を変更しましたが、現在のところメタバースが実現するような気配はまったくありません。

そんな中でTwitterの混乱に乗じて、新サービスを始めるあたり、冷ややかな声も多く聞かれており、現在のところ新サービスはあまり話題になっていない印象です。

 

 

 

ネットの声

twitterくんのめちゃくちゃクソオタ的に良かった所は、いちいちそれぞれのアカウントに「君本名は?性別は?どこ住み?学歴は?仕事何してる?収入は?」とか聞いてこない距離感なんだけど、メタのSNSはそこんとこいちいち詰めてくる感じが鬱陶しいんだよね。

MetaがTwitterに対抗して木曜日にローンチするThreads。機能面はTwitterに瓜二つ。プライバシーの観点からは大きな疑問が残る。

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