
2月12日、連休明けの東京証券取引所です。
レオパレス21 <8848>に売りが殺到して売買取引が成立せず…
最後は比例配分ストップ安(▲20%弱安)で引けたのです。
建築基準法違反の疑いが…
レオパレス21施工不良問題。 pic.twitter.com/9Ey0gaBKnI
— セイラ (@d9ft6IqZ6URDneN) 2019年2月7日
疑いというよりもほぼ確定しています。
というのも、レオパレス21本社が、関連物件に住んでいる入居者7,800人に3月末までを期限とする転居要請をしています。
確定前に白旗を揚げた形になりました。
建築基準法違反は間違いないということです。
すべてがはっきりする前に事態の沈静化を図る狙いがあるのは間違いありません。
しかし、そんな問題では済まないでしょう。
実は、昨年のかなり早い時期から、法令違反の疑いが取りざたされていたのです。
中には6年前にも社内的に問題が発覚、それが外にも漏れたがもみ消した…
というようなこともあったようです。
やはりレオパレス21はストップ安
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言わずもがなですが、連休明けの2月12日の東京取引証券所では、レオパレス21の株に売りが殺到しました。
売買取引が成立せずに最後は比例配分ストップ安となったのです。
12日は連休明けということもあって、日経平均株価が反発した中にあって、ひとり負けの様相でした。
これから、転居と増強工事が始まりますから、まだまだ全面安になる可能性があります。
ここから、レオパレスが立ち直るなら底値で株を買うことができます。
しかし、どこまでレオパレス21を信じ切る人がいるかどうかですね。
このまま廃業になってしまったら元も子もありません。
日本は風土的にこういった不正を行った企業には厳しいですよ。
唯一例外といっていいのが消費者金融会社です。
サラ金といわれて厳しい取り立てをして、
グレーゾーン金利の撤廃や過払い請求に総量規制と踏んだり蹴ったりの仕打ちを受けても
銀行が救済しましたからね。
銀行としては個人の顧客が欲しかっただけなのですけど…
レオパレス21は今後どうなるの?
敷金礼金なしで住める…
ということで人気となったのがレオパレス21の会員制度です。
でもこの入会金がバカ高かったんですよ。
2003年当時で入会金が20万円です。
そして、年会費が2万数千円ですよ。
普通に敷金礼金払ったほうがいいんじゃない?
そう思うよりも、敷金礼金払わないというシステムに
魅力を感じた人が多かったんでしょうね。
それでも、レオパレス21は会員の新規募集を2005年から停止しています。
それまでの、レオパレス21会員は継続できますから、
一度会員になれば、全国のレオパレス21の物件に引越し続ければ
年会費の負担のみでずっと賃貸暮らしができるんですよ。
逆にそれが、レオパレス21から抜け出せない要因にもなっていたのです。
それを見越して少々傲慢になったということでしょうか。
ネットの反応
レオパレス21はこうだと思ってた
壁なんかべらべらで隣の音が筒抜けだったよ
天井も抜けそうで怖かった…
ネットの反応も芳しくないですね。
やっぱりという声が多かったです。
しかし、本当にそうだったとは…
レオパレス21は単独では維持するのは無理かも…という声は多いです。
それでも、レオパレス21に住みたいという人もいるでしょうし、
3月に引っ越せって…
3月の引越し業界の忙しさを知らない人の言い分に批判の声もあがってます。