
快晴の空の下、5月5日、6日の渋谷・原宿間を
レインボー色を身に着けた7000人がパレード。
14万人もの人が結集したLGBTの祭典とは?
広がるLGBT理解の輪
皆さんの身近にはLGBT、いわゆる「セクシャルマイノリティ」の方はいますか?
LGBTとはレズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字を合わせた呼称です。
人口の約1割とも言われる彼ら。
彼らや支援者が一堂に会するイベント「東京レインボープライド:TRP」が5/5-6日に開催されました。
イベントの来場者数は、5/5-5/6の2日間で延べ人数では14万人を記録し、
初開催した2012年以降、過去最多だったそう。
今年のテーマは「すべての愛に平等を」。
<出典:Bazzfeed>
カラフルな衣装に身を包んだ人達は性別も年齢も国籍さえも皆それぞれです。
生と性の多様性を祝福するイベントでみんなで音楽を聴いたり、
生きていることや自分のセクシュアリティを喜びあったようです。
増えるLGBT支援者と支援企業!?
TRPとしてのイベントは今年で7回目の開催。
近年のイベントにはアライ(支援者)と呼ばれる、
LGBT当事者を支援する人たちや企業、団体の参加が目立ちました。
フェスティバルでは今年は約200ブース(昨年:約150)の出展があり
そのうち、25%はなんと企業ブースでした。
大型のブースはスポンサーのBIZREACH、資生堂を筆頭に名だたる企業ばかり。
一時的にGoogleマップで虹色の道が表示されていたそうです。
<出典:twitter.com>
そういえば、マリオカートに「レインボーロード」ってありましたね。
思い出した方もいるはずw
しかし、なぜ「Google」などが?と疑問にも思いますよね。
実は、シリコンバレーの近くにはプライドパレードでとても有名な都市があります。
そう、観光都市サンフランシスコです。
近年ではリオのカーニバルに次いで世界第二位の規模といわれており、
100万人を超える人が結集する全米最大のパレードです。
そう聞くと、一瞬、マイノリティ?とも感じますよね。
サンフランシスコの「カストロ」地区はとても有名で、
毎年6月末にパレードが大々的に開催されていて、シリコンバレーの企業がたくさん参加しています。
<出典:corriente>
そんな背景もあり、TRPでもGoogleなどの支援があるようです。
TRPの最終日には歌手の浜崎あゆみさんのスペシャルライブが17時から開催され、祭典は終了しました。
以下は浜崎あゆみさんのスピーチです。
日本ではLGBTはまだまだ「マイノリティ」という認識ですが、「この日この瞬間、こんなに素敵な笑顔で、こんなに楽しそうに集まった仲間たちも、
同じこの日本のどこかで頑張っているんだと、誇りを持って生きているんだということを思い出して、
ずっとずっと、自分に誇りを持って進み続けていってほしい」
「私もマイノリティとして、皆さんとともに、これまでもそうだったように、
これからも歩んでいかせていただきたいと思っています!」
アジアではタイなどがLGBT理解の拡大していることは有名です。
虹のようにみなそれぞれの個性、ライフスタイルの多様性を許容することが
日本でも求められる社会に変わりつつあるのかもしれません。
全員が自分の生き方に誇りをもって行進することができれば、
新しい日本社会の形ができるのかもしれませんね。