名門ジュビロ磐田がJ2降格。原因は黄金期のレジェンド依存。

J1ジュビロ磐田は1試合を残してJ2降格が決定しました。

シーズン序盤から下位に低迷して3回の監督交代を経ても、結局は降格圏を抜け出すことはできませんでした。

昨シーズンから始まっていた名波浩監督頼み

現役時代には、日本代表とジュビロ磐田のボランチとして活躍した名波浩監督は地元磐田ではレジェンドです。

名波浩監督は、2014年にJ2に低迷するジュビロ磐田の監督に就任してから、2015年J1昇格、2017年J1で6位と結果を出してきましたが

2018年はJ1で16位と降格スレスレの結果を出してしまいました。

名波浩監督は昨シーズンで辞めるつもりでしたが、クラブ上層部は許しませんでした。

低迷の原因をろくに考えずに名波浩監督に続投を要請しています。

名波監督はそのときをこう振り返っています。

J1残留を決めて選手たちがピッチで喜びを分かち合っているとき、自分は(スタジアム内にある監督)部屋に戻って、服部(強化部長)と2人で話をしていたんだよね。そこで、すぐに自分は『お疲れ。(監督を)辞めるから』と。
そうしたら、服部は『ちょっと待て』と。そこから、自分に対する評価、自分は表向きには言ってこなかったんだけど、主力の多くがケガしたなかでここまでやってきたこと、勝ち点41を挙げたこととか、延々と評価してくれた。そのうえで、『辞めるな』と言ってくれたんだよね。
だけど、自分はそれでも『来年、このチームを好転させる自信がない。”自信がない名波浩”なんて、これっぽちも魅力がない』と言って、そこでもう涙を堪えきれなくなって……。服部も同様で、ふたりで大号泣して……」
「そうなんだよ。ふたりで大号泣しながら、服部は自分より年下なんだけど、『それでもいいから(監督)やれよ!』『おまえがやらなきゃ、誰がやるんだよ!』って言ってきて……。
それでも、自分は『自信がないから無理だ』って、『いいスタッフはいるから、勝てる監督を呼べよ』って言うと、そこでまた服部が『いいんだよ、ガタガタ言わずにやれよ!』『おまえが辞めるなら、オレも辞める』とまで言い出して。いつも冷静な服部も、あのときはさすがに感情的になっていたね。
そうやって、ふたりが言い合っていると、鍵をかけていたドアがガチャガチャと鳴る音がして、ドアを開けると、社長が立っていた。それで、号泣して言い合っている自分たちを見て、社長も泣き出して……。 で、しばらくすると、社長が自分に向かって、『4年間一緒に仕事をしてきて、おまえに命令したことはないけど、初めて命令する。おまえの親父とお袋に変わって言うからよく聞けよ』と言うと、ひと言『いいからやれ!』って叫んで、そのまま部屋を出ていった」

これは美談のようになっていますが、監督を査定して変えるかどうかを決定する強化部、最終的な責任を負う経営者ともに責任回避して、名波浩監督に続投して責任を押し付けているように見えます。

日本サッカー協会のA代表とオリンピック代表兼任で森保監督任せも似たようなものでしょう。

服部強化部長も選手時代の名波浩氏の後輩だからこそ、このポストにいて、社長も「名波浩」が監督をやるからという理由でスポンサーを引っ張ってきています。

結局、2019年も下位に低迷した名波監督はフロントに辞任を伝えても止められるので、最後はサポーターに直接辞任を伝え、監督交代となりました。

後任監督には、名波浩監督の右腕で黄金期の選手だった鈴木秀人コーチが内部昇格しましたが、結果は出ず解任、小林監督を内部昇格させるも連敗続きで最下位が続きました。

https://twitter.com/mayuyan0802/status/1203154422928248832

ジュビロ磐田の救世主?フベロ監督

最終的に今季4人目の指揮官として8月19日に着任したフェルナンド・フベロ監督がチームを浮上させます。

バルセロナB チームの分析スタッフだった経歴を持ち、パラグアイで監督キャリアをスタートさせると2015年には南米クラブ王者選手権リベルタドーレスカップで準決勝進出の快挙を果たし、南米サッカー界でトップクラスの評価を持つ指揮官はチームを一気に浮上させ、平均勝ち点も、フベロ監督が1・3、名波元監督は0・82、鈴木元監督は0・6、暫定で指揮した小林元監督は1でした。

途中就任で初めての日本での指揮でこれだけの結果を残すのは監督としての力量が次元が違うわけですね。

ジュビロ磐田はJ2に降格が決定したあと、すぐにフベロ監督の続投を発表。

フロントは「戦術が浸透し、躍動したものになっている」と理由を説明しました。

ちなみにジュビロ磐田のチーム人件費は20億円といわれていて、J1では中位。

Jリーグトップクラスで優秀なフベロ監督が指揮を執るとすぐにJ1に戻ってくるでしょう。

2020年は名門ジュビロ磐田の逆襲の年となりそう。

ネットの声

誰だっていうあの期間がフベロ監督だったら…って思っちゃう。でも、決まったものは仕方ない!だから来年は優勝しましょう!!

フベロ監督なら1年で復帰できると思います!来年は残念ですが、再来年お待ちしております

フベロさんのやり方を支持しつつ選手も悪者にしない様に状況説明してくれた小野社長の言葉が
聞いた当初はいまいちピンとこなかった部分もあったけど今となったら納得でしかない…

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