
2020年東京オリンピックが近づいてきました。
人気競技の一つであるサッカーには注目が集まりますが、世界一のグローバルスポーツであるサッカーは他のチームが強豪。
メダル獲得の難易度はかなり高いですね。
メキシコオリンピックで釜本邦茂選手などが活躍して銅メダルをとりましたか、当時はプロ選手はオリンピックの規定で出場しておらず、Jリーグが始まっていなかった日本代表はベストメンバーという有利なものでした。
今回はそのアドバンテージはありませんが、自国開催の利点を活かして欲しいですね。
果たしてサッカー日本代表はメダルを獲得できるでしょうか。
東京オリンピック世代の実力。
日本サッカー史上最高といわれている東京オリンピック世代。
メキシコオリンピック以来となるオリンピックでのメダル獲得に向けて、若いうちから海外遠征の数を増やして国際経験を積ませたことで、海外組の数が過去最高となっています。
伊藤達哉.ハンブルガーSV.ドイツブンデスリーガ2部
富安健洋.ボローニャ.イタリアセリエA
久保建英.レアルマドリードB.スペインリーグ
安倍裕葵.バルセロナB.スペインリーグ
板倉滉.フローニンゲン.オランダリーグ
堂安律.フローニンゲン.オランダリーグ
中山雄太.ズヴォレ.オランダリーグ
前田大然.マリティモ.ポルトガルリーグ
食野亮太郎.マンチェスターシティ.イングランドプレミアリーグ
中村敬斗.トゥエンテ.オランダリーグ
菅原由勢.AZ.オランダリーグ
小久保玲央ブライアン.ベンフィカ.ポルトガルリーグ
など多数の海外組を擁しています。
これまでは、オリンピック世代の海外組はチームに2~3人程度だったので大幅に増えています。
日本サッカー協会が海外遠征にお金を投資してきた甲斐があったのか、国際経験が豊富な選手が多い!
年齢制限なく登録できるオーバーエイジ枠3人を含めると海外組だけで選手を編成できるかもしれません。
この世代は、東京オリンピックに向けて力を入れただけでなく、小学生時代からJリーグの下部組織が存在して英才教育を受けた世代でもあります。
そのため、戦術理解度が高くこれまでの「技術があって、ハードワークできるものの効果的ではない」という段階を超えたことが海外移籍の多さにもつながっています。
戦術という世界の共通語を使って海外選手、監督とコミュニケーションをとることができるので、海外移籍をしても試合のなかで孤立することが少なくなっていますね。
今年行われたトゥーロン国際大会では、史上最高となる2位。
決勝でブラジル代表にPK戦で敗退したものの、強さを印象付けました。
2019、2017年U20ワールドカップに連続出場して、ともに決勝トーナメント進出を果たしています。
このように東京オリンピック世代はタレント軍団ですが、ボランチで海外移籍を果たした選手は0人。
ボランチは弱点となっていて同ポジションの柴崎岳選手がオーバーエイジ枠で起用されることが濃厚となっています。
課題となる強化の時間の少なさ
海外組が増えた東京オリンピック世代には、新たな課題が出てきています。
海外組を招集できる国際AマッチデーではA代表の日程が組まれていて、A代表の監督とオリンピック代表を森保監督が兼任していることもあり、日程の都合が付きにくい。
国内でJクラブと行う練習試合では海外組は呼ぶことが出来ません。
オーバーエイジ枠を含めてベストメンバーで集まるのは、ぶっつけ本番。
国内組で強化スケジュールを組んでも、本番では多くの海外組とオーバーエイジが招集されると予想されるので、強化をしてもあまり意味はありません。
自国開催のメリットの一つは、強化に集中しやすいことですが東京オリンピック世代はそのメリットを活かすことが、海外組が増えたため難しいでしょう。
そこで、A代表に東京オリンピック世代を多く選出して、A代表でオリンピックの向けた強化を行うくらいのことを自国開催のオリンピッですからやって欲しいですね。
それなら、A代表とオリンピック世代を森保監督が兼任しているメリットを活かすことができるでしょう。
久保建英はトップチームの練習に参加 pic.twitter.com/0UINjyshrM
— FootballioN (@football_lion_) August 10, 2019
レアルマドリードが高く評価している久保建英選手は出場許可が降りるか分かりません。
Jリーガーがオリンピック出場をJクラブに拒否されることは日本サッカー協会とJリーグの関係性からあり得ないですが、海外組だとよくあることです。
リオデジャネイロオリンピックでも久保裕也選手が所属チームの都合で招集を拒否されています。
これだけ海外組が増えると2人、3人招集を断られる選手は出てくるでしょう。
本田圭佑選手の東京オリンピック出場はあるのか?
A代表を引退した本田圭佑選手はオーバーエイジ枠でオリンピック出場を狙っていると公言しています。
しかし、所属チームで若手選手を上回る活躍ができているわけではないですね。
あと1年で相当の活躍をする必要があります。
しかし、本田圭佑選手は抜群の話題性を持ち、スポンサー、テレビ局などが本田圭佑選手を起用するように求めてくる可能性もあります。
森保監督はそうなると大変ですね。
ネットの反応
・堂安律中村敬斗久保建英オリンピック優勝出来るくね?OA枠によるけど
・東京オリンピック世代。誰が選択されるのか?そのあたりからW杯優勝は狙っていいと思う。オーバーエイジでなんちゃら?要らんよ
・ってかなんで代表のボランチの1枚とかオリンピックオーバーエイジ枠が柴崎で決まってる風味になってんの?
・サッカー五輪メンバーほぼ確定枠冨安、杉岡、板倉、三好、堂安、久保 オーバーエイジ枠中島、柴崎
やはり、期待する声が多かったですね。
この世代が良い選手が揃っているのは間違いないですが、結果が出るかどうかは別問題。
東京オリンピックでのサッカー日本代表の活躍に注目しましょう。