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監督解任で後ろ盾を失い退団

本田圭佑選手とフィテッセとの縁は、11月末の練習参加から始まりました。 当時は、本田圭佑選手がロシアのCSKAモスクワ在籍時に4年間師事したロシア人のレオニード・スルツキ監督が率いていたフィテッセは調子が悪くチームの立て直しにベテランの本田圭佑選手を誘い する付き監督が自ら本田選手を勧誘し、2人の強固な信頼関係により、加入が実現した経緯がありました。 しかし、スルツキ監督が11月29日のヘーレンフェイン戦(アウェー)に敗れ、成績不振の責任をとる形で辞任。 CSKAモスクワ時代から時間を共にしてきたロシア系のコーチングスタッフも含めてクラブを去りました。 本田圭佑選手は後ろ盾を加入わずか1か月で失った形となり、これを受け、「監督がいなくなったことで、ここにいる意味が、半減している。当然ながら冬の移籍も頭に入れている」とも話していました。 https://twitter.com/kskgroup2017/status/1209051883899195392

念願のスペインリーグ移籍はあるか

本田圭佑選手は、スペイン移籍の実現のために今夏の移籍市場でオファーを待ち続けたものの、ついにオファーが届かずにする付き監督が率いるフィテッセへ移籍した経緯があり、冬の移籍市場でスペインに移籍できるオプションが契約に含まれていた可能性がありますね。 有力クラブはリーガエスパニョーラ最下位のレガネス。 元日本代表指揮官のハビエル・アギーレ氏が新監督に就任しているレガネスはリーグ戦で最下位に沈んでおり、冬の移籍市場では補強に動く必要がありますが、前監督を交代させたことで資金力がないと予想されます。 本田圭佑選手は副収入が大きいので無給でもビッグクラブでプレーしたいとも発言しているので、年俸にはこだわらず、本田圭佑というブランド価値を保つことができるリーグでプレーしたほうが収入も大きくなります。 レガネスは逆にお金がない状態で補強をしたいので、ハビエル・アギーレ監督の信頼が日本代表時代には厚かった本田圭佑選手が格安で手に入るならオファーを出す可能性は十分あります。 いまの本田圭佑選手は市場価値が落ちているものの、知名度は健在なのでスポンサー収入や日本での放映権料で年俸分はカバーできるかもしれません。 本田圭佑選手は東京オリンピックへのオーバーエイジ枠での出場を望んでいて、スペインリーグで活躍することが東京オリンピック出場につながると考えているようです。 しかし、森保一監督はA代表とU23世代を融合した強化を行っていて、本田圭佑選手は蚊帳の外となっています。 本田圭佑選手はボランチで東京オリンピックに呼ばれるイメージを持っているようで、スルツキ監督にもボランチでの起用を要望していました。 森保一監督もオーバーエイジでのボランチは欲しがっていますが、その候補は柴崎岳選手と大島僚太選手が現在リードしているとみられます。 逆転での東京オリンピック出場はまったくないとはいえないですが、かなり可能性は低い状況ですね。 いずれにしても、ここ数シーズンは加入して1年以内での移籍を繰り返していて、今回フィテッセを1か月半で退団となると、長期的な視野でチーム作りをしているクラブにとっては獲得に動きにくい選手となりますね。 オーストラリアやメキシコに移籍したり、カンボジア代表の監督を務めているのはビジネス的な側面があったのでしょうが、選手としての価値を上げる結果にはなっておらず、社会的な知名度や価値を上げるブランディングが得意な本田圭佑選手は、選手としての評価との乖離が激しくなっており、「扱いにくい選手」と見られてしまっていると思います。 元日本代表のザッケローニ監督は監督の仕事でもっとも難しいのは、プレーが衰えているベテランにそれを自覚させる事と語った事がありますが、本田圭佑選手はまさにいまその状態にあるのかもしれませんね。 https://twitter.com/chibacchiO1/status/1209116441070333953

ネットの声

<フィテッセサポ> ・(スルツキ解任で)本田自身が罪の意識を感じているのなら  ピッチの上で貢献して自分の力を証明したらいいのに?  彼は既に諦めているように感じるわ <オランダ> ・彼がやって来たのは驚きだったが、  こんなに早く退団したのはもっと驚きだわ!  プレーであまり良い印象を残さなかった、  彼の獲得はちょっと間違いだったかもしれない <イングランド> ・本田圭佑は築き上げた遺産を台無しにしている  この調子だと東京五輪にも選出されないだろう  彼はメルボルン・ビクトリーから去ってから、まずい選択を多くしている]]>