【ゴルフ】渋野フィーバーはまだまだ続く!

AIG全英女子オープンで日本の渋野日向子(20)が、最終ラウンドを68で回り、

通算18アンダーの270で初出場で優勝を果たしました。

終始笑顔のスマイリングシンデレラと現地で評判になり、

日本での凱旋ツアーとなりました。

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日本勢2人目のメジャー制覇

今回のAIG全英女子オープンの渋野日向子の優勝は、

1977年の全米女子プロ選手権を制した、

樋口久子以来ということで日本勢2人目

実に42年ぶりの快挙となったのです。

現在、女子ゴルフ選手のメジャー大会は、

ANAインスピレーション、女子PGA選手権、全米女子オープン、全英女子オープン、エビアン選手権

以上の5大会となっています。

それ以外のツアー優勝者は何人も出ているのですが、

メジャーとなると賞金額も違い、

1年に5大会しかないのですから、

テニスの4大大会に匹敵するものと考えていいでしょう。

ちなみに今回のAIG全英女子オープンの優勝賞金は、

67万5千ドル(約7200万円)です。

渋野日向子は、前半に一つスコアを落としたのですが、

後半の5バーディーで再逆転しました。

先に65をマークしたリゼット・サラス(米国)と並んでいた最終18番で、

バーディーを奪い、1打差で競り勝っちました。

ですから、ぶっちぎりの優勝というわけではなく、

最後までどちらに転ぶか分からない中での優勝ですから、価値があるのです。

3番パー4で、痛恨4パットのダブルボギーをたたき一時はV争いから脱落しかけました。

初出場であること、若干20歳であることを考えると、

誰もが「ここまでか」「でもよくがんばった」と思ったことでしょう。

しかし、そこから持ち直し、後半は劇的なバーディラッシュで

リゼット・サラスと並んだ最終18番パー4で

約5メートルのバーディーパットを沈めて優勝を決めました。

77年全米女子プロを制した樋口久子(現LPGA顧問)以来2人目の快挙となったのです。

「スマイルシンデレラ」が世界を驚かせた瞬間です。

終始笑顔でプレイ

黄金世代の渋野日向子(20=RSK山陽放送)が、

日本勢では男女通じて42年ぶりのメジャー優勝を達成しました。

彗星のごとく現れた、「スマイルシンデレラ」が、ついに世界の頂点に立ったのです。

日本から約9500キロ離れた地。ロンドンの北西にある会場で、歓喜の瞬間が訪れました。

日本から来た無名の20歳。渋野が大歓声を浴びたのです。

夢か、現実か…。こんな日が訪れようとは、想像もしていなかった…。

日本勢としては42年ぶりのメジャー制覇の快挙を達成。19年8月4日。

日本ゴルフ界に、永遠に消えることのない新たな歴史が刻まれました。

スマイルシンデレラ…それでも、苦しみ抜いた末の優勝でした。

2打差をつけた2位ブハイ(南ア)との2人で、最終組をスタート。

優位にいるはずが、重圧にのみ込まれたのは仕方のない面もありました。

2番でバーディーパットがカップに蹴られると、続く3番パー4で悪夢を見たのです。

2オンしながら痛恨の4パットで2位後退…。

そこから、5番で5メートルのバーディーパットを沈め、

再び単独首位に立ったものの、そこでも伸ばしきれません。

そのため、一時は首位に5人が並ぶ大混戦を招いたのです。

勝負は、前日の第3Rまでの3日間でボギーなしと強さを見せつけた後半の9ホールでした。

残り3ホールで、リゼット・サラス(米国)と通算17アンダーの再び首位で並び、

事実上の一騎打ちとなりました。

「鳥肌が立ちすぎて、言葉にできないです。前半は緊張していたけど、後半は緊張していなかった。最後もそこまで緊張しなかったです。(18番のバーディーパットは)ここで決めるか、3パットするか。強気で打ちました。(3番の4パットは)怒るより、だんだん悲しくなってきた。10番は切り替えるために、ここでバーディーを取らないといけないと思いました」

最終18番パー4。渋野がバーディーを奪えば、優勝が決まる…。

舞台は整いました。

外せば何メートルも転がっていきそうな強いアプローチ…

長いバーディーパットを沈め、歓喜の瞬間を迎えたのです。

https://www.instagram.com/p/B0w4Uh-DZmy/

岡山県出身。作陽高(岡山県)時代に指導した同校ゴルフ部の田淵潔監督(59)は

「言葉が出ない。本当におめでとう」

と感慨深げでした。

「物おじしない子だったが、高校時代よりも精神的にさらに強くなった。ミスをしても引きずらなかったし、成長した。世間の期待も大きくなるけど、これからも勝利を重ねてほしい」

とエールを送っています。

昨年は賞金0円

渋野日向子は、ちょうど1年前の夏にプロテスト合格に合格します。

昨年は国内のレギュラーツアーで獲得賞金0円の選手です。

それが一気に世界の頂点に立ったのです。

まさにこれが“シンデレラストーリー”なのでしょうか。

かつて世界ランク1位に立った宮里藍ですら成し遂げられなかったメジャー優勝の快挙。

成長著しい20歳が、一気にその階段を駆け抜けたのです。

ネットの反応

「あのスマイルは世界を魅了したね。まだまだメジャーで何度も勝つことができると思います。観ていて気持ちがよい。
おめでとう!」

「凄いよ、ヒナコ!見ていて良かった。感動をありがとう。」

「みんなに愛されるキャラも素敵だし、まだまだたくさん勝てると思う。今の気持ちを忘れず精進して行って欲しい。」

まさに「スマイルシンデレラ」これからの活躍が期待できますね。

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