新型コロナウイルスには第2波も第3波も来ません。
新型コロナウイルスは第2波だと大騒ぎしたわりに死者数は熱中症以下で第一波を大きく下回る結果となり、新規感染者数は減少しています。結局は政府見解の検査数が増えて感染者が増えたように感じるだけという見解が正しかったということになります。
今度は第3波が冬に来ると心配している人もいますが、実際のところどうなのでしょうか?
新型ウイルスの被害が一番大きいのは、一番最初
新型コロナウイルスはインフルエンザA型と比較して毒性はかなり低いというのが疫学者の共通の見解です。
しかし、大騒ぎした理由は新型だからです。
新型ウイルスは実態が分からないことと免疫を持っている人がいないので、普通は初期に被害が集中します。
しかし、メディアが第2波、第3波と騒ぐのは100年前の人類史上最悪のパンデミックの一つといわれるスペイン風邪の事例があるからです。
日本ではスペイン風邪の第1波は4月、第2波は11月、第3波は翌年の11月から始まっていて第2波の被害が最も大きかったのです。
しかし、新型コロナウイルスは第1波を超える被害は今後出ることを想像するのは難しいです。
なぜならスペイン風邪は現在のインフルエンザA型。
インフルエンザウイルスは鳥由来で普段はシベリアやアラスカ、カナダなどの北極圏の近くで、凍り付いた湖や沼の中にじっと潜んでいます。春になって渡り鳥のカモやガンなどの水鳥が繁殖のために戻ってくると、ウイルスは水鳥の体内に潜り込んで腸管で増殖します。
渡り鳥は年に二回、繁殖地と越冬地の移動の途中でふんといっしょにウイルスをばらまきます。
日本では10月から渡り鳥が来ます。
そのウイルスに家畜の豚が感染して人に感染させていきますから、季節性ウイルスと呼ばれ、スペイン風邪のときも第2波の被害が大きくなったのです。
当時の日本は飛行機も飛んでおらず人口は4000万人以下で人の移動によって感染させるウイルス伝播スピードは現在とは比較にならず低く、第1波で被害が少なく十分な免疫を作ることができなかった地域に渡り鳥からのウイルスが直撃した結果第2波の被害が最大だったわけですね。
新型コロナウイルスはコウモリ由来といわれ、コウモリが日本まで飛んでくるわけはないので季節要因で冬に大きな被害が出ることは考えにくいです。
ただし、人間は気温が低くなり、日照時間が短くなると免疫力が低下し、湿度が低くなると粘膜にウイルスが入り込みやすくなります。
ウイルスは、日照時間が短くなると生存時間が長くなり、湿度が低くなると飛沫が飛びやすくなりますから他の風邪同様に冬に感染しやすいですが、その分免疫を持つ人も増加します。
というわけで、新型コロナウイルスはインフルエンザのような季節による特殊事情はありませんので、冬の被害はたかが知れています。
なんか少しバズったので✏️
「薬は危ないもの」だから、「使ってはいけない」ではなく「正しく使う」ことが大事です。火や刃物と一緒です。
インフルエンザや麻疹はワクチン接種で予防を。HPVワクチンも公費負担の間に。ワクチンは危険で無意味、みたいな「病原菌サイド」の流すデマには要注意です。 pic.twitter.com/PQ7RzK4poF
— Fizz-DI@比較と使い分け-KOJIMA Yushi (@Fizz_DI) January 11, 2020
ネットの声
感染判明者数も減ってきたし終息かねぇ~みたいな話をしてたら医療系記者に
「第2波が小ぶりなのは想定範囲内。インフル同様、秋口以降に流行するウイルスなので勝負は冬」
「重篤患者が少ないのはノウハウの蓄積もあるが夏は軽傷者も拾い上げたと考えるのが妥当」
と言われました
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