アフターコロナの世界に起こるグレートリセットとは何か
世界的に新型コロナウイルスの感染が広がるなか、世界経済フォーラム(WEF)は6月3日、2021年1月に開催する年次総会(ダボス会議)のテーマを「グレート・リセット」にすると発表しました。
アフターコロナの世界に起こるグレートリセットとは何か
WEFを創設したクラウス・シュワブ会長は「グレート・リセット」とは何を意味するのかという問いに対して以下のように答えています。
「世界の社会経済システムを考え直さないといけない。第2次世界大戦後から続くシステムは異なる立場のひとを包み込めず、環境破壊も引き起こしている。持続性に乏しく、もはや時代遅れとなった。人々の幸福を中心とした経済に考え直すべきだ」
グレートリセットとは経済成長にとらわれず持続可能で安定した社会の構築のために必要なのだとか。
グレートリセットの中身として挙げられる特徴はこの3つです。
・経済の脱グローバル化
・生活必需品、ハイテク機器生産の国内回帰
・価値観を共にする国との経済連携
日本はすでに中国に工場を持つ企業が国内回帰する際に補助金を出すことを決定し脱中国化を図ります。
新型コロナウイルスはグローバル化と中国依存の危険性を顕在化させ、世界的経済危機をもたらすでしょう。
だから世界経済フォーラムはグレートリセットが必要と主張しますが、実現には問題があります。
それはインフレ。(物価上昇)
世界各国は新型コロナウイルスの経済危機をかつてない金融緩和をして通貨を発行することで乗り越えようとしていますが、需要が冷え込んでいる今は健在しないだけで、新型コロナウイルス問題を乗り越えると一気にインフレに転じます。
10年前リーマンショック後にも大規模な金融緩和を行い強烈なインフレが懸念されましたが、実際には人件費が安い中国人に働いてもらうことでコストカットを実現してインフレリスクは回避されました。
今回のコロナ後の金融緩和はリーマンショックを大きく超える規模であり、尚且つ生産拠点の脱中国化を進めるならさらにコストプッシュでインフレが加速します。
そこで、先進国がおこなうグレートリセットとはITを使ったコストカットです。
生産能力は国内回帰させていきますが、人件費の高いサラリーマンは雇用せず、これまで人がやっていた作業を一気にITにシフトするのです。
日本でもハンコの法的な効力も正式に否定してデジタル化を推進。
リモートワークを推奨することで管理職の不要さを浮き彫りにして、仕事は時間から結果で評価されるようになりました。
新型コロナウイルスの影響で飲食店や小売業の閉店や倒産は増え、観光業や宿泊業に、航空業界や新幹線を始めとする鉄道、バス、タクシー、配車サービス業は利益を激減させ、病院も不要不急の外来患者が減り利益を激減。
しかし、オンライン診療ができれば病院の数は必要ありません。人が移動しなくても社会経済が回るならバス、タクシー、配車サービスは物流に切り替えればよいし、高速ではトラックの自動運転も実用化されます。
グレートリセットとは、グローバル化に歯止めをかけて人口減少する先進国の生活水準をIT技術で維持することのようですが、仕事がなくなり転職を余儀なくされるサラリーマンは増えるでしょう。
雇用が安定せず子供を育てる資金力がない世帯が増えると人口はさらに減り、環境負荷は小さくなります。
発展途上国に投資しても人件費の安さが強みにならず、儲からないので、後進国では餓死、病死が増えて地球の人口も減少し環境問題は解決に向かいます。
ただし、失業問題は世界一の高齢化社会の日本では生じにくいですし、中国の立ち位置が相対的に落ちるなら、日本にとっては悪くないかもしれません。
https://twitter.com/goo77musicdo/status/1282693366480728064
ネットの声
新自由主義政策やグレートリセットとは?
良くわかりませんが、超管理監視社会の新共産主義のような
一部の人たちの管理下の上での自由
って感じが想像できるのですが、
そういった方向へ向かっていると思います
グレートリセット+アングロサクションミッション+人工削減のトリプルだと怖いね
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