自動運転車で初の死亡事故。アメリカの自動運転ってこんなレベルだったの?
A fleet of Uber's Ford Fusion self driving cars are shown during a demonstration of self-driving automotive technology in Pittsburgh, Pennsylvania, U.S. September 13, 2016. REUTERS/Aaron Josefczyk

米国家運輸安全委員会(NTSB)は、2018年3月に米アリゾナ州フェニックス郊外で起きたウーバー(Uber)の自動運転車による歩行者死亡事故に関する報告書を公表

米国内ではこのほかにテスラの自動運転車による2件の死亡事故がありましたが、いずれも犠牲となったのは運転していたドライバー。

自動運転車による死亡事故で歩行者が犠牲になったのは、この件が初めて。

死亡事故の原因は歩行者が車道を歩くことを想定していなかったこと?

報告書の内容はショッキングでした。

UBERの自動運転車は歩行者を認識するセンサーが働かなかったことでもAIが人間と識別しなかったわけでもなく、そもそも車優先の車道を人間が渡る可能性について考慮していなかったという初歩的なミスでした。

ウーバー車のAIは車道に歩行者がいることをそもそも想定していなかったため、最後まで歩行者とは認識できず、急ブレーキも作動しないなど、様々なシステムの欠陥の連鎖があったことが指摘されています。

システムを開発しているグーグル系列の自動運転車に対し、住民による打ち壊しの動きまで報じられていて中古車の価格は暴落するでしょう。

アメリカでは法的に運転手はハンドルから手を離してはいけないことになっていて

事故が起きた場合は運転手が責任を負うことになっていますが、運転手は動画配信サービスのHULUを視聴していたことが明らかになりました。

運転手にも過失はあるでしょうが、UBERの自動運転の安全性がここまで脆弱だとはドライバーも思わなかったのでしょう。

Uberのシステムは歩行者を認識できず、ぶつかる可能性があることを衝突の1.2秒前まで判断できませんでした。

また、歩行者と認識できなかった理由が、横断歩道でない場所を横断する歩行者を想定していなかったという衝撃の内容。

さらに、そのような状況下においてはブレーキ開始を1秒間保留することになっていて、よそ見をしていたドライバーが判断できる時間は0,2秒。

これでは、死亡事故が起きるのは時間の問題だったといわざるを得ません。

法的には普通の乗用車なのにもかかわらず自動運転車として宣伝していたことも問題といえますね。

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トロッコ問題以前の自動運転車

自動運転車の安全性を考えるうえで有名なのがトロッコ問題

暴走するトロッコの先に5人が動けない状況でいる。それを避けようとして転轍機(ポイント)を右方向へ切り替えると、その先にいる1人を轢くことになる。ポイントの前に立つあなたならどうするか、という問題です。

ある人に危害を及ぼさないためには、他の人に危害が加わらざるをえない場合、他の人を犠牲にするのは許されるか?というジレンマを扱った、哲学的な思考実験で宗教的な問いに対しての議論でした。

完全自動運転車が現実のものになりつつある今、単なる思考実験だったトロッコ問題が、現実の問題として起ちあがってきたわけですね。

テクノロジーの発展によってAIのプログラムするときにこのトロッコ問題に対して優先順位をつけて、あらかじめ設定しなければならなくなったことで議論が再燃していたのですが、今回の事故はそれ以前の問題。

AIの設定をしている人間が起こしたヒューマンエラーといえるでしょう。

この事件は運転手が罪に問われるだけで済むかといわれるとやはり製造メーカーが何らかの責任を負わない限り収まらないように思います。

また、トロッコ問題が処理されていない段階で自動運転車を走行させていたことはやはりリスキー過ぎたといわざるを得ません。

日本の自動車メーカーは自動運転技術でアメリカに後れをとっているといわれていて、実験も後続自動走行を中心に行われています。

アメリカよりもかなり抑制的に行われていて、これを批判する声は多かったですが、このような事件が起こるような段階であれば、日本政府の消極的姿勢も無理はない気がします。

日本の技術は素晴らしいかどうかは分かりませんが、少なくとも今回の事件で分かったことは。自動運転車の実用化はまだまだ先ということです。

現在アメリカで走行している自動運転車といわれている車は自動ブレーキシステムを搭載した普通の車程度に思っておいたほうが良いでしょう。

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ネットの声

これ前から言ってるけど、自動運転とか自動ブレーキが何とかってのより、電気自動車とか水素自動車みたいなゼロエミッション車(調べた)に力入れてもっと気軽に手が出せるように充電スポット増やしたり価格抑えたりするべきと思うんですよね、知らんけど

中国あたりはもう「既存の街とインフラで自動運転は無理」って流れで、ではどうするかって言うと
自動運転車専用道路がある街を新規に作ればいいじゃん」
ってオチに。合理的ではあると思う。

車に最近導入されたようです。
自動運転。これ非常に残念でなりません。車において、運転することこそ一番大事な行為のはずなのに。
運転手が間違えるから?人件費節約?
将来車はオールロボット化でも目指してるんでしょうか?世界は何を考えてる?

システムエンジニアとしては、やはり「都市部に、完全自動運転レーンを敷設」し、自動運転車だけがそこを流れるようにすることかと考えます。
人間が1人も入らない場所でなら、自動運転車は電車同然に安全に動かせるのです。
まずはそれからかと(自動運転が使えない区域は減っていくでしょう)

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