庵野秀明がシン・ウルトラマン、シン・仮面ライダーに挑戦する理由 エヴァからの解放と著作権50年ルール
シン・エヴァンゲリオンが絶賛上映中の庵野秀明監督は1966〜67年にテレビ放送され、最高視聴率42.8%を記録。日本特撮テレビシリーズの金字塔となった『ウルトラマン』。その企画発想・原点に立ち返りながら、現代社会を舞台にした映画『シン・ウルトラマン』の企画、脚本を担当し、2021年夏以降の公開を予定しています。また、石ノ森章太郎さん原作で、1971年からテレビ朝日系にて放送が開始された『仮面ライダー』シリーズは、2021年でシリーズ50周年庵野秀明監督による『シン・仮面ライダー』もこの50周年を記念した作品となる。

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エヴァンゲリオンからの解放と著作権50年ルール

『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の圧倒的なアニメーションと強いメッセージ性は、その公開自体が一つの時代の終わりを象徴し、鑑賞した者を惹きつけて止まない。一方でエヴァンゲリオンを完結させるために作ったといっても過言ではない庵野監督が作ったスタジオ・カラー社は大きな収入源を失うことになります。転機となったのはシンゴジラです。新劇場版エヴァンゲリオンの制作に行き詰り、精神的にも疲弊していた庵野秀明監督はシン・ゴジラの監督を引き受け、かつての特撮名作をリメイクし大ヒットを記録しました。このシン・ゴジラの制作ノウハウがシン・エヴァンゲリオン劇場版に詰まっており、精神的にも実写の世界に乗り出したことで制作意欲が湧いたことからゴジラをやらなければシン・エヴァンゲリオン劇場版は作れなかったと本人も語っています。
https://twitter.com/khara_inc2/status/1381610895495684101
ウルトラマン、仮面ライダーと次々とかつての特撮アニメのリメイクに挑戦する理由はエヴァンゲリオンから解放され、エヴァンゲリオン以外の制作会社としてスタジオ・カラーを成り立たせる必要があったからです。
また、このタイミングでリメイクが相次ぐもう一つの理由は著作権の50年ルールです。
50年が過ぎた作品は著作権が切れてフリーになってしまいます。
しかし、オリジナル作品をリメイクすると著作権は生き続けることになり、かつての特撮アニメは50年が過ぎた初代作品のリメイクをする必要性が出てきているのです。
石ノ森章太郎さん原作で、1971年からテレビ朝日系にて放送が開始された『仮面ライダー』シリーズは、2021年でシリーズ50周年となる。 庵野秀明監督による『シン・仮面ライダー』もこの50周年を記念した作品となります。ウルトラマンも50年が過ぎ、円谷プロは中国でパクられた作品とこの50年ルールをめぐり裁判中です。
シン・仮面ライダー シン・ウルトラマンとリメイクに成功してかつての日本の名作を次世代につなげていくことができるか注目です。

ネットの声

新ウルトラマンが発表になったけれど、もう今やウルトラマンも仮面ライダーもなゆちゃら戦隊も、生身アクションができる俳優さんばかりだから、ヒーローになるのが夢な二男は体操教室にでも通わせてあげようかな

多分、庵野総監督は今頃『シン・仮面ライダー』に向けて、ショッカーの「第三新アジト」とかのミニチュアジオラマ作ってるんだろうな…。

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