維新が野党第一党になる気配。
産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)の合同世論調査で、日本維新の会の政党支持率が8・1%となり、前回調査(11月13、14両日)に続き野党第一党の立憲民主党(7・2%)を上回った。前回比3・6ポイント減だが、自民党(38・6%)に次ぐ支持率を維持し、存在感を示している。地域別で維新の支持率をみると、本拠地がある近畿ブロックが17・8%と最多で、東京ブロックは9・3%だった。いずれも立民の支持率を上回った。一方、北海道ブロックは5・1%にとどまり、立民(22・3%)に大きく水をあけられた。
40〜50代の女性に人気がある維新。
選挙ドットコム・JX通信社が11月13,14日に行ったハイブリッド調査のうち、電話調査では、立憲と維新の支持率は60代以下でほぼ並ぶ。70代以上では立憲の方が支持率が高くなっているが、差はわずかだ。相対的に若年層の回答が多いネット調査で見ても、20〜30代では立憲と維新がほぼ横並びとなり、40〜50代では維新が上回っている。調査では「政権交代の担い手として期待する野党」についても聞いた。結果、維新(電話33.3%、ネット22.5%)、立憲(電話24.3%、ネット7.4%)となり、維新優勢は明らかになってきた。
性別ごとで見ると、維新は男性より女性の支持が高い。電話調査では、男性における支持率が維新8%、立憲12%なのに対し、女性では逆に維新11%、立憲9%と多くなっている。
朝日新聞が11月6,7日に行った調査では、50代以下の現役世代で維新の支持率が立憲を上回っている。性別で見ると維新は男性の8%、女性の11%の支持を集めており、女性では立憲を2pt上回っている。女性の中でも特に40〜50代、主婦層で支持が多い。
野党第一党をめぐる争いがなぜ大事なのか?
野党第一党は予算編成や国会運営について大きな役割を持つために第2党になってしまうと存在感は失われてしまいます。
また、現在自民党に乗っかっている既得権益層に対する新興勢力は、政治的な主張などどうでもよく、政権交代に伴う既得権益の入れ替えを望んでおり、野党第一党を支えることになります。
現政権に対して批判的なメディアは野党第一党の意見を引用することが増えていくことになります。
7月に行われる参議院選挙は政権選択選挙ではないために政権交代は起こりませんが、野党第一党の交代は十分あり得るといえるでしょう。
【産経・FNN世論調査】立民、新体制でも支持率上がらず https://t.co/Q0Vxhju7Ja
立民の支持率は7・2%で、11月13、14両日の前回調査から1・8ポイント下がり、前回に続き日本維新の会を下回った。新生立民に期待する声も3割台にとどまり、来夏の参院選に向けて泉氏の前途は多難だ。
— 産経ニュース (@Sankei_news) December 20, 2021
ネットの声
微増減はあるものの、各種世論調査でも維新が立憲の上というのが定着しつつありますね。
これを「大阪市民はアホ」みたいな暴論で片付けようとしているインテリ風情の人々は一生日本の民主主義に対してシビアな現状認識ができないんだと思う。
そして、そこを票田にして続けては立憲も厳しい。
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