維新の会が統一地方選挙で大躍進。今後は自民VS維新の構図へ

日本維新の会が4月9、23両日投票の統一地方選で勢力を伸ばし、目標に掲げた自治体の首長・議員600人を超えた。地方の基盤は国政選挙を左右する。23日投開票の衆院和歌山1区の補欠選挙は自民党との争いを制した。保守系の政党同士の「保保対決」の構図が広がる芽が出ています。

これまで関西での強さはあってもそれ以外の地域では存在感がなかったですが今回は都内の維新公認71名中、68名が当選するなど全国的に地方議員の数を増やしています。

国政選挙ではこれまで関西以外の地盤がなかった維新にとって足固めとなる地方議員の存在は国政選挙にも大きく左右するでしょう。

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立憲の衰退と維新躍進の理由

維新は大阪において、賛否両論あるものの、行財政改革を提唱し、一定の成果を上げてきました。他の野党が自民党への批判に終始する一方で、万博誘致やIRなどの具体的な政策を示しており、地元の有権者からみて分かりやすいところも関西での強さにつながっていました。

維新の躍進は、今後の日本政治に影響を与えるものです。理由は野党第一党の入れ替わりです。

比例投票先で立憲民主党は50台以上の高齢者に人気があり、維新は30代~50代から人気を得ています。

得票数は投票率×人口なので人口ボリュームが多く投票率が高い高齢者層に人気の立憲民主党がこれまで野党第一党だったわけです。

しかし、80代になると70代から投票率は半減し、お亡くなりになる人も増えるため人口も減少します。そのため立憲民主党はこのまま支持層が変わらなければ、どこかのタイミングで一気に議席が取れなくなるのです。

そのタイミングで野党第一党になるのが維新という流れが決定的となったといっていいでしょう。

また、自民党右派のカリスマ的存在だった安倍晋三の死と自民党右派の統一教会との関係が注目されたことで、自民党右派は勢いを失っています。

安倍晋三は右派なので保守だと思われがちですが、安倍政権下で行った政策は改革色の強かったですが、安倍晋三亡き自民党右派にそこまで改革色はなくなり、現状変更を望むが、左派は嫌だという層に維新が刺さったと考えられます。

自民党は現状維持で岸田政権は支持率回復。近々解散総選挙か?

産経新聞社とFNN(フジニュースネットワーク)は22、23両日に合同世論調査を実施。岸田文雄内閣の支持率は前回調査(3月18、19両日)比4・8ポイント増の50・7%、不支持率は前回比3・0ポイント減の44・7%。支持率が不支持率を上回るのは昨年8月の調査以来8カ月ぶり。今年に入ってからの上昇傾向が続いています。

世界的に経済や安全保障が不安定な時代においては岸田首相の慎重な姿勢が支持を得ているのかもしれません。

そこで囁かれているのが広島サミット後の解散総選挙です。

サミット中は与党中心の報道となり、岸田首相の支持率も変なことをやらかさない限りは上昇するとみられます。

また、ロシアとウクライナの戦争やアメリカとヨーロッパの経済状況、台湾有事など現在、日本に大きな問題となっていないリスクを抱えており、統一地方選挙での維新の躍進を見ると維新が足場を固めたり立憲と協力する時間を与えずに解散したいと考えても不思議ではありません。

いつになるかわからないですが、次の国政選挙は自民党対維新の構図となっている可能性が高いですね。

ネットの声

・公明と左政党は高齢者シフト
・国民は若い世代
・維新は40〜50代の現役

もうだいぶ前に10年後は自民党も共産党も支持者激減で危機になるという記事読んだ。

政権交代も現実的だね。

 

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