
2020年の新年度は、思わぬ始まり方となりました。
新型コロナウィルス感染の重大局面の時期であり、外出自粛が強く要請されたのです。
人を集めるイベントはことごとく中止となり、企業での入社式もウェブを通じて行われるなどの対応がとられたのです。
テレワーク先進国の米国では
在宅勤務“先進国”の米国…すでにテレワーク廃止&オフィス勤務義務化へ回帰という現実が始まっています。
どうしてもウェブ会議には向かないと思われるシチュエーションもあるようです。
面識はあっても、良くは知らない人、信頼関係をいまだ築けていない人が相手の場合は、同様のことが起こり得るのです。
誤解が生じてしまい、関係が悪化してしまうようなことは十分起こり得るということです。
実際に、テレワークへの取り組みが日本よりだいぶ進んでいる米国において、そうした問題がすでに多く見られています。
結果、IBMをはじめとして、「テレワーク制度」廃止の動きが起こっているのです。
今後はリモート(WithNoKids!!)と出社と半々で仕事したいな、とか思うけれど、リモートワークが進んでいたアメリカで近年オフィス回帰が起きてるの、気にはなってた!
— ままこ (@mimama47119294) May 20, 2020
https://t.co/hqKQIoZuOh
テレワークが向いていないこと
テレワークの先駆者ともいえるIBMは、2017年5月にテレワークの廃止を発表。
数千人もの在宅勤務の従業員に、「オフィス勤務か退職か」をつきつけたのです。
同様に、アップル、グーグル、フェイスブックも、テレワークを勧めてはいません。
むしろ、労働環境を快適にしてオフィスを魅力的にすることによって、社員にオフィスで働くメリットをアピールしているのです。
また、IBMと同じく、かつてテレワークを積極的に実施してきた米ヤフーも、勤怠管理がうまくいかなかったため2013年にテレワークを廃止しています。
テレワークは、個人で自己完結する仕事を行う上では効率的であり、向いているといっていいでしょう。
対面での信頼関係作りが大切
テレワークをする社員が増えれば、チームビルディング等の職場としての一体感を強化する取り組みは必要とされなくなる…
そのような誤解があるかもしれません。
実際は、テレワークが増えれば増えるほど、職場としてのまとまりはかえって重要となるのです。
なぜなら、米国ですでに起こっている通り、十分な信頼関係がない場合、テレワークはうまくいかないことがわかっています。
そうなると、生産性が低下するばかりか、人間関係さえ崩壊させかねないからです。
よって、採用して間もない社員などにそのような働き方をさせることには無理があるといっていいでしょう。
まずは一定期間一緒に働き、信頼関係をつくる必要があるのです。
ヤマハ サウンドネットワークさんが作ってるYVC-200があれば、レイテンシーを感じさせないWeb会議が簡単にできます。リモワもオフィス回帰で下火になるかもだけど、これはマストアイテムです。 https://t.co/xhnp7BhQFt
— イワシ@腕周り16.5cm (@Iwaxasky) May 16, 2020
ネットの反応
「Web会議はどうしても話す人と目線を合わすことがないので、会話が不毛になるんですよ。」
「最終的には回帰ってことになるんだよね。日本ではテレワークは定着しないように思う。」
日本ではコロナショックが終息すれば、テレワークがますます進むと見られています。
しかしその先は、結局満員電車が懐かしい…ということになるのでしょうか。