テレワークが常態化…それにともなって弾き出されるおじさんの悲喜劇!

新型コロナウイルスの感染拡大によって、テレワークが一気に広がりました。

そうなると、デジタル音痴も影響して、働いていないことがバレるおじさん社員が続出しているのです。

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ノートPCの電源ケーブルを会社に放置したまま“在宅勤務”

オフィス机の上にある少し埃をかぶったパソコン(PC)の電源ケーブル。

この黒い物体をにらみながら、若手社員はつぶやいた。

「この人、絶対仕事してないでしょ」

電源ケーブルの持ち主は、大手石油元売り会社の中高年社員。

新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、会社は社員たちにテレワークを促します。

これを受けて、このおじさん社員も在宅勤務にシフトしていたのです。

自宅で仕事をするには、会社支給のノートPCが欠かせません。

在宅勤務の社員たちは当然、ノートPCを持ち帰っています。

このおじさん社員もノートPCはかばんに入れたのですが、電源ケーブルをオフィスに忘れてしまったのです。

これでは家で仕事にならないはず…。

ところが、本人がそのことに気付かないまま1週間以上、電源ケーブルはオフィスの机に置きっ放しだったのです。

デジタル音痴も影響して、働いていないことがバレるおじさん社員が続出している。

テレワークは予期せずリストラ対象をあぶりだした形…と言えなくもないのですが、実はこれが会社の狙いというのでしたらもともと働かない人が会社に一定数いたことになります。

テレビ会議のすっぽかし

ある電力会社では、ご多分に漏れず、テレワークによるテレビ会議が増えているそうです。

これまで社内の会議室で開く会議に欠かさず出席していたある中高年社員は、在宅勤務になって以降、テレビ会議にすっかり姿を見せなくなりました。

PCの画面に表示される彼のステータスは一日中ずっと黄色…。

テレビ会議などを行うこのコミュニケーションツールで、黄色は「退席中」を意味するのです。

会議が始まっているのに黄色表示というのはとにかく目立つのですが、

「彼は他の社員に『退席中』のステータスが見られているってことを知らないんだろうね」

と同僚はあきれるばかり。

当人だけが、すっぽかしがバレたことに気付いていない状態なのです。

テレワークのテレビ会議に出社して参加する“おじさん”の哀愁

JTは2月末、コロナ対策として国内の全従業員を原則在宅勤務にしました。

自宅から社内のテレビ会議に参加した中堅社員は、PCの画面に映るベテラン社員を見て違和感を抱いたのです。

「あれ?先輩、ひょっとして会社ですか?」

「そうだよ!」と答える姿は普段着と思われるセーター。

でも、背景はおなじみのオフィス…。

テレワークのテレビ会議に、出社して参加する。

これは、おじさん社員の“あるある”。

テレワークを利用したリストラが加速する

「体にね、通勤が染み付いちゃって」と、ある50代のサラリーマン。

「それにね、今まで家庭をないがしろにしてきたもんだから、家で仕事をしたくても煙たがられるんだよ。ぼくの居場所は会社にしかないんだよ」

と苦笑いを浮かべる…。

https://twitter.com/pon_admiral/status/1261059478096510976

アフターファイブも居場所に困るのです。

「接待も駄目。いつもみたいに部下を誘って飲みに行くのも駄目って会社に口酸っぱく言われちゃった。居酒屋でお仲間を探そうと思う」

と語り、なんとも哀愁が漂います。

アナログな「追い出し部屋」などから進化した、「新型リストラ」が始まります。

ネットの反応

「コロナウイルスによりテレワーク導入企業か増えたけど、日本みたいに地震や自然災害が多い国では改めてBCP(事業継続計画)を見直す良い機会になったのでは?」

「日本はこれまで人に対して仕事があった。コロナは厄介だが、歴史的に見ても転換期。」

「しょうがない事なんだろうね。私の職場でも終息時期を見越して首切りが始まってる。」

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