プロ野球国のPCR検査を利用して強引に再開へ。Jリーグのように独自検査できない理由!

新型コロナウイルスの影響で公式戦日程が延期となり、6月19日に開幕することが決まったプロ野球。試合数は例年より少ない120試合と発表されました。

アスリートは肉体を酷使するために免疫力が下がりがちで、感染症には弱いために新型コロナウイルス対策は万全を期する必要がありますが、Jリーグが独自のPCRセンターを作り、全選手スタッフを2週間おきに検査するのに対して、プロ野球は国のPCR検査を月に一回利用するとのことです。

現在は新型コロナウイルスの感染者は減少傾向で落ち着いていますが、増加してくると、重症患者のための検査キャパシティーをプロ野球が奪うことにもなりかねません。

メディアは野球に対しては悪く言えないので、誰も批判していませんが、わがままな方法で開幕するようです。

Contents

意味不明の抗体検査

プロ野球は開幕前に全選手に抗体検査を実施して巨人の坂本選手などが陽性反応が出て「微陽性」などという造語を作り出し開幕に支障が出ないように最大限メディアは配慮していましたが、感染することは悪いことではなく、抗体検査で陽性という事は無症状で過去に感染したものの克服して抗体を持っているということです。

開幕に向けてなにか問題があるわけではありません。

そもそも抗体検査は過去に感染したかどうかを調べる検査で、今現在感染していて他人に移すリスクがあるかどうかを調べるものではありません。

抗体検査を実施したのはPCR検査ができない事情があったのでしょう。

Jリーグは5億円程度を投じて独自にPCR検査体制を整えて、オフシーズンや医療体制で検査キャパシティーが足りない場合は国の検査体制の増強に協力することも約束してます。

プロ野球は、Jリーグのような中央組織がなく、各球団ごとに動いているために、検査体制を整えることができず、国の限られた検査能力を奪わなければ開幕できなくなってしまいました。

プロ野球はいまからでも遅くないので、独自のPCR検査の体制を整えてオフシーズン新型コロナウイルスの冬の再流行に向けて検査増強に貢献して欲しいですね。

また、Jリーグとプロ野球がPCR検査を行いながら競技ができる体制にしておけば東京オリンピックでもそのまま野球とサッカーはそのシステムを利用できます。

ネットの声

プロ野球選手にPCRを定期実施って、平時は感染の疑いもないところに無意味な検査になるだけだし、第2波で流行期になったら非常事態なのにそんな所に貴重な検査リソースを無駄打ちするなってなるし、どっちに転んでも空振りにしかならないな(野球だけに)。

Twitterでフォローしよう

pick up