緊急事態宣言は必要なかった。1月4日ですでにピークアウト。

新型コロナウイルス対応の特別措置法に基づく緊急事態宣言が8日、10都府県で約1カ月の延長期間に入りました。宣言の対象となっていた栃木県は同日解除。飲食店への営業時間の短縮要請は当面続ける。政府は12日に政府対策本部などを開く方針で、感染状況などによっては、一部地域で解除の判断を行う可能性もあるとのことです。

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メディアが報じない緊急事態宣言より先に感染者数が減少していた事実

政府は緊急事態宣言を1月8日から2月7日までとし、飲食店の営業時間の短縮要請に応じた事業者への協力金を1日当たり6万円に拡充しました。

理由は、感染拡大が止まらないと予想したからです。

京都大学の感染症数理学の西浦教授は、4月に「42万人死者が出る可能性がある」

などシミュレーションを大幅に過大に見積もってきたことで政府の担当から外された経歴を持つ人ですが、メディアを通じて発信を続けています。

その西浦教授によると、右図のように何もしなければ1日の感染者数は2月に5000人に達して、

緊急事態宣言の内容では不十分で減少せず、感染者数は微増となるとシミュレーションしています。

 

そのため、大きな批判を生んだ4月の8割接触削減という自身が提案した対策をすべきだと主張したわけです。

 

 

しかし、実際には右図は東京都の発症日別のグラフですが

見れば分かるように1月8日の緊急事態宣言を待たずに1月4日ですでに感染はピークアウトしています。

ウイルスには潜伏期間が1週間ほどあり、緊急事態宣言の効果が出てくるのは1月8日から10日以上は最低でも必要ですが

緊急事態宣言の効果が出る前から、右肩下がりで感染者数は減少しています。

結局、感染者数はクリスマス、正月、年末年始とイベントごとが寒い時期に続いて一時的に増えただけで

正月が終わると緊急事態宣言の効果が出る前に減少に転じたわけですね。

西浦氏のシミュレーションは大きく外していたことになります。

感染者数の予測は気候のような変数が大きすぎて数式に代入できない要素ばかりなので、数理シミュレーションすること自体に無理があり、データを見る限り緊急事態宣言の延長の意味はさほどなく、心配だからなんとなく続けているだけです。

ネットの声

東京都の新規感染者数276名…。
露骨に減りすぎ。
どうも信用できない。

本日の東京都のコロナ感染者276人、12月7日以来2ヶ月ぶりに300人を割る。これから、緊急事態宣言の解除の時期が議論となろう。重症者は104人。65歳以上が97人、つまり家庭や高齢者施設での感染が増えている。飲食店のみを攻撃する根拠は乏しくなる。

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