松本人志の代役は吉本以外が中心。その理由と人選を紹介。

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ヒコロヒーと伊集院光が持つカリスマ性
ネット番組で好き放題やっている永野がカルトヒーロー的存在に
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ダウンタウンのレギュラーは『水曜日のダウンタウン』・『ダウンタウンＤＸ』・『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで！』。松本人志さんとしてのレギュラーが、「クレイジージャーニー」『まつもtoなかい』・『探偵ナイト！スクープ』・『人志松本の酒のツマミになる話』。

水曜日のダウンタウンでは麒麟の川島明、おぎやはぎの矢作で収録したようですが、固定ではなく、いろいろな人を起用していくでしょう。

ダウンタウンＤＸ、ガキの使いやあらへんで、では浜田MCで続行で代役は立てていません。クレイジージャーニーも代役なしで続行。

『まつもtoなかい』は二宮和也、『探偵ナイト！スクープ』はカンニング竹山、『人志松本の酒のツマミになる話』では放送分ではアンタッチャブル、千鳥が代役を努めています。

二宮和也については中居正広が信頼しての選択でしょう。他はレギュラー、準レギュラーだったタレントが代役を努めています。

特番のIPPONグランプリではバカリズム。

このようにまとめていくと、意外にも吉本興業の芸人が少ないことがわかります。

島田紳助の休業中には今田耕司、東野幸治が代役を務め、宮迫博之の代役ではフットボールアワー、千鳥が台頭しコロナ禍でも吉本興業の芸人は代役候補が豊富で人材の層の厚さが目立ちましたが、今回は吉本興業以外のタレントが重宝されています。

MCの位置には入っていないものの、ゲスト出演ではヒコロヒー、伊集院光の出演が多いのも特徴。

ヒコロヒーと伊集院光が持つカリスマ性

松本人志の代役に吉本興業が少ない理由としては、長年明石家さんま、松本人志が頂点に君臨していたことで、下の世代は後輩感が出てしまいます。

島田紳助の代役に求められていたのは司会のスキルでしたが、松本人志の代役にはカリスマ性、説得力が必要で、後輩感が出てしまう吉本芸人は厳しいのかもしれません。また、爆笑問題やくりぃむしちゅーのようなすでにトップに君臨しているタレントは代役などやる必要はありません。

現在トップにいないものの、一定のカリスマ性、説得力と実力を兼ね備えた人が現実的な代役となるのでしょう。

伊集院光はダウンタウンの少し下の世代で、ラジオの帝王と呼ばれ、テレビよりは小さい世界のカリスマに君臨。アンタッチャブル、バイきんぐ、たんぽぽを自身の番組で売れない時期から重宝しており、現在も慕われています。2007年バイきんぐ小峠に誘われて立ち上げ当初のソニーお笑いイベントを見に行った際にハリウッドザコシショウの衝撃をラジオで語っており、2016年にR-1グランプリで優勝したことで伊集院光の持つ先見の明が話題になりました。

ヒコロヒーは「舐められたらおわり」という信念を貫いて男社会に媚びずに女芸人としてのロールモデルを築いていったという意味で独特のカリスマ性を持ちます。「意地でもMCまでのぼりつめる」と宣言していたヒコロヒーでしたが、すでにMCで番組を担当するようになっており、今後は女芸人にとっての姉貴的な存在になっていくでしょう。

伊集院光もヒコロヒーもトップに君臨していないまでも自身のフィールドではカリスマ的存在であり、近しい後輩からは尊敬される存在で、ふたりとも吉本興業ではなくダウンタウンの後輩感はまったくありません。

吉本興業でこの二人のような立ち位置にいるのは千原ジュニアですが、松本人志問題では吉本興業の縦社会の不健全さが露呈しており、松本人志にフックアップされた千原ジュニアは松本チルドレンであり、チャンスどころか逆風が吹いています。