韓国のアメリカ離れが深刻に。日韓関係は次の局面に

ロイター通信によると安倍晋三首相と韓国の文在寅大統領は24日、日中韓首脳会談が開かれた中国・成都で会談し、日韓両国の関係改善の必要性を強調した。両国の当局者が明らかにしました。日韓首脳会談は1年強ぶりとなります。

安倍首相は北朝鮮への対応を巡り、米国との密接な安全保障上の協力が「極めて重要」と指摘。岡田直樹官房副長官によると、依然としてかなりの意見の相違があるものの、両首脳は率直に協議し、対話の重要性を確認したといいます。

韓国大統領府の高ミン廷(コ・ミンジョン)報道官によると、両首脳は歴史や貿易を巡る意見の相違にもかかわらず、より頻繁に会談することで合意。双方とも対話を通じた相違の解消を望んでいるとしました。

両首脳の会談時間は予定の30分を超過し、45分間に及んでいます。

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中国が仲介した日韓首脳会談

これまで日韓の間を取り持ってきたのはアメリカでしたが、今回は中国が日韓関係の改善に一役買っています。

日本としても韓国としても、日中韓で連携することはアメリカへの依存度を下げることができます。

中国としては、米中対立が激しくなってもアメリカの同盟国である日韓が敵ではないことが確認できるのは重要です。

今回の日韓首脳会談では最初にメディアが入ってあいさつまで公開するのが、通例のやり方ですが、

安倍首相が1分で冒頭のあいさつを述べたあとに、ムンジェイン大統領は3分ほどあいさつをしたところで、日本の政府高官が文大統領の発言を遮ってメディアを外に出すということを行いました。

韓国メディアは一部で非礼だとしています。

おそらくムンジェイン大統領は、あいさつの中に具体的内容を盛り込んで、内容に安倍首相が合意したかのように自国メディアに宣伝して既成事実を作りたかったのでしょう。

そして、このようなやり方は韓国は日本に対してよくやることなので、政府高官が想定内とばかりに割って入ったということですね。

このような、とにかく日本と揉めごとを作って対外的にも国内向けにも日本が悪いと言いふらすことを韓国の告げ口外交と呼ばれてきましたが、機能してきたのは事情がわからないアメリカが最終的に声の大きい韓国の味方をしてきたからです。

アメリカにとって韓国との同盟関係は日本よりも脆弱で危ういので、韓国を引き留めておくために、韓国側についてきたわけです。

しかし、トランプ大統領は北朝鮮と裏で手を結び核兵器保持を事実上黙認していますし、韓国との同盟は不要という立場です。

中国が日韓の仲介をすると、これまでのやり方は成立しなくなります。

新しい日韓関係へスタートを切ったといえるかもしれません。

韓国のアメリカ離れが進む理由

北朝鮮が弾道ミサイル発射を繰り返し、米国による軍事攻撃の可能性が指摘されていた2018年初旬、トランプ米大統領が側近らに対し、韓国国内から米国市民の退去を一時指示していたことが、米ジャーナリストの著書で明らかになっています。

周辺の説得でトランプ氏は断念したが、国防総省は当初、パニックに陥ったといいます。

暴露本のタイトルは「TRUMP AND HIS GENERALS(トランプと彼の将軍たち)」で、10日に発売されました。著者のピーター・バーゲン氏は1997年、国際テロ組織「アル・カーイダ」の指導者ウサマ・ビンラーディンに初めてテレビインタビューしたことで知られています。

トランプ氏はFOXテレビの番組で、「米軍が先制攻撃を検討していると北朝鮮に理解させるためには、米軍人の家族を韓国に送るのをやめるべきだ」との識者の意見を聞き、側近らに「韓国から米国民を避難させたい」と提案したといいます。側近からは「戦争を始めるシグナルを送ることになる」「韓国の市場がクラッシュする」と懸念が出たが、トランプ氏は「Go do it!(いいからやれ!)」と指示したといいます。

政権発足当初の17年4月の会議で、政府担当者が中国や韓国と比べて暗さが目立つ北朝鮮周辺の夜間の衛星写真を見せると、トランプ氏は「ここは海なのか?」と尋ねたという。「なぜソウルは北朝鮮国境にこんなに近いのか。彼らは避難する必要がある」とも語ったが、側近らは、トランプ氏が本気なのか冗談を言っているのか、その場では判断できなかったと伝えています。

要するにトランプ大統領は朝鮮半島有事の際に米軍を韓国を同盟国として守らせるような気はさらさらなく、アジアのことなどどうでも良いし、何も知らず、興味もないのです。

結局、北朝鮮とは得意のディールで長距離核ミサイルを開発しないなら武力行使をしないことをおそらく約束していますが、日韓からすると大問題です。

とくに国境線を接している韓国にとっては最悪の事態で、朝鮮半島有事の際に守ってくれる国がないなら、北朝鮮の同盟国である中国と親密となるしかありません。

中国も北朝鮮の核保有を認めておらず、今回の日中韓の連携は北朝鮮の非核化という3者の目的が合致したから成り立ってます。

中国は北朝鮮に対して経済制裁を強めていて、アメリカも経済制裁は緩和していないので北朝鮮はどこかからお金、食べ物を輸入しないといけませんが、これまで黙って抜け道を作ってきた韓国もいよいよ北朝鮮の非核化に取り組むために抜け道を塞ぐ必要が出てきました。

そのときには、北朝鮮の武力行使が予想されますので韓国は自国を自分で守る必要があります。

陸上では、破壊するものがない北朝鮮と、国境線の近くに世界有数の先進的な都市であるソウルがある韓国は勝負は北朝鮮が勝つに決まっています。

韓国はドイツ潜水艦214級9隻を国内建造する計画で今までに3隻か4隻完成しているが、1隻も稼働していないと見られる。
潜水深度、連続潜行期間などの性能は予定の半分で、それ以前に潜水や航行不可能なトラブルも続発。

韓国は214級で得たノウハウをもとに、さらに大型の国産潜水艦を開発し、2020年頃の就役を予定して韓国は国産原子力潜水艦や、潜水艦発射弾道ミサイルの配備も計画しています。

韓国の軍事力の増大は日本にとっても長期的には脅威となります。

ネットの声

とはいえ、RCEPや日中韓FTA、東アジア共同体と一体化が進んだ場合、経済力や人口圧から、日本が中国に飲み込まれてしまう懸念があるから、東アジアでのグローバル化の深化というのは、悩ましいものがあるのも確かだと思いますね。

RCEPが米対抗とかいう記事見出しを見てゲラゲラ笑った。
TTIP【EU+アメリカ】という形で最終的に統合化することを知らんのか。
もしくは、知っててわざとそう書いてあるか…。

FTAAP【TPP+RCEP】+TTIPで、NWOの完成だ。
全てを財界が牛耳る、超格差・監視社会の出来上がりだ。

 

 

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