海外旅行にはしばらく新型コロナウイルスワクチンが必須になる?

新型コロナウイルスのワクチンがアメリカ、イギリスで接種開始となり、日本でも春から希望者にワクチン接種が開始されて夏には医療従事者、高齢者、持病持ちのハイリスク層への接種は完了して、東京オリンピックを迎えるシナリオで進んでいることでしょう。

では、以前のように海外へ行ったり来た以世界中を飛び回る社会が戻ってくるかというと、戻ってきません。

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中国、ロシアの安価な古典的ワクチンと先進国の最先端ワクチン

アメリカ、イギリス、日本などいわゆる西側諸国は最先端ワクチンを管理する技術と資金力があり、効果が高いとされる最先端ワクチンを接種しますが、東側の中国、ロシアはインフルエンザワクチンなどに使用される古典的で安価な不活性化ワクチンを開発してブラジルやペルーなどで臨床試験を重ねていますが、効果は限定的だと考えられています。

まず、中国は新型コロナウイルスを封じ込めてしまったためワクチンの効果を確認できず、安さを売りに途上国へのワクチン外交を進めたい思惑は思うように進まず、技術的に難しい最先端ワクチンに先を越された形となりました。

アメリカとイギリスが冬にワクチン接種を始めるのも合理的で、ウイルスはたいてい冬に流行るので春になると感染者数は自然減しますが、ワクチン効果と言えば否定する根拠はありません。

また、欧米圏は大量検査からPCR検査は症状がある人に行う方針に転換しつつあり、見かけ上感染者は減少していくでしょうし、ワクチンによるものだと思ってしまうでしょう。

ワクチンが接種されると、国内の規制は緩まり経済は回復するでしょうが、国境を超えた往来は政治的な思惑とワクチンの質の問題が絡み、世界を自由に行き来できるようになるには時間がかかります。

中国やロシアはハッキングで最先端ワクチンの開発技術を盗もうとしていると報じられていますが、ワクチン接種以降の政治的問題へ向けてすでに活発に動いています。

アメリカや、イギリス、オーストラリアは海外から入国する際に最先端ワクチンの義務付けを行うことは容易に想像できるからです。

中国は新型コロナウイルスを独裁国家の強権を発動し封じ込めているので、逆に身動きが取れず鎖国状態が続くと思われます。国民のウイルスへの精神的慣れも時間がかかるでしょう。

14億人の人口圧力と医療資源の乏しさを考慮すると古典的ワクチンだけで問題が解決するはずがなく、ウイルスを封じ込めた中国を逆に封じ込めることをアメリカは狙ってくるでしょう。

このワクチン格差による国際的な分断を解決できるのはドイツと日本です。

ともに安全保障や価値観でアメリカと共鳴しつつ、中国の市場とロシアのエネルギーを手放したくない両国。

ドイツはアメリカと共同研究したワクチンを中国の一部富裕層にでしょうが、提供する姿勢を見せていて同じユーラシア大陸でドイツ車をたくさん買ってくれるお得意様へ配慮しています。

日本は10月に中国と入国緩和措置を取ってPCR検査をしなくても入国できる体制を取りました。出国にはワクチン義務化の流れに巻き込まれると世界でもっとも中国からの観光客が多い日本の観光業の回復は遅れるのでアメリカが大統領選挙で混乱している間に利害が一致する部分で中国と片手で握手した形になります。

一方東京オリンピックは出場選手にはアメリカを中心に開発した最先端ワクチンの接種が義務付けられ、アメリカにとってワクチン外交を展開するうえでこの上ない機会で放映権はアメリカが8割払うことから開催されるでしょう。

日本は観光客の受け入れ態勢が世界でもっともはやく整う国になる可能性があり、2021年東京オリンピックを成功させると国際的なプレゼンスの向上が期待できます。

ネットの声

オリンピック。これで終わったな。あとは無観客か日本人だけ観客だな。東京五輪は日本はメダル最高個数取るんじゃないのか?
海外旅行も終わったな。多分、アメリカくらいか行けるのは。アメリカ人ワクチン打って無敵状態w

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