平均寿命は80歳程度なので、自分も80歳あたりが寿命だと思っていませんか?

これから何歳まで生きるかの指標として不十分。どれだけ私たちは生きてしまうのか?

寿命はどこまで伸びる?

2017年における日本の平均寿命は、男性が81.09年、女性が87.26年。

1960年で男性は約65歳、女性は70歳なので、67年で15歳平均寿命が延びています。

このペースで寿命が延びるなら現在30歳の平均寿命は約97歳、女性は102歳となります。

しかし、自分がどれだけ生きるかを考えるうえで平均寿命は適切な指標ではありません。

事故死や自殺、小児での死亡が含まれるからです。

参考になるのは、最もこの年齢で死んでいる人が多い最頻値

死亡した人の年齢の人の数の丁度真ん中である中央値の方が実際の寿命に近いです。

最頻値は男性87歳、女性93歳で中央値は男性83歳、女性89歳となっています。

さらに、この数字に先ほどの67年で15歳寿命が延びる計算を当てはめると

現在30代の方は男性105歳、女性は111歳ぐらいが寿命と見ることが出来ます。

今、産まれている子供たちは130歳になるかもしれませんね。

そこまで長く生きたいかどうかはさておき、寿命はイメージ以上に長いと覚悟しておいたほうが良いと思います。

最新医療がもたらす可能性

再生医療、免疫回復、アンチエイジングドラッグや3Dプリンティング、AI、人体冷凍保存など最先端医療は科学のブレークスルーにより、これまで以上のペースで寿命を延ばす可能性があります。

日本人の死因4位7,6%の老衰に効果的なのがアンチエイジングドラッグ。

最新薬ラパマイシンは加齢を促進する特定の細胞の成長を抑え、ネズミの寿命を最大30%延ばすことが証明されています。人間にも同様の効果があれば30年寿命が延びるでしょう。

アンチエイジングに成功しても臓器が突然変調をきたして死亡する病気もあります。

その場合は、3Dプリンティング、再生医療で作った臓器を入れ替えるだけで心疾患、肺炎、心不全(合計で死因27%)は亡くなる人がいなくなるかもしれません。

日本人の約30%が命を落とす免疫療法が登場して治療の可能性が大きく拡大中。

米ペンシルバニア大学の研究では、末期白血病患者30人に最新免疫療法を施したところ、27人の血液がんが完全に消滅。

また、シカゴ大学名誉教授の中村祐輔医師による「ゲノム解析+免疫療法」も有名。

がん細胞のどの遺伝子が異常を起こしているかを特定。ピンポイント攻撃するリンパ球を体内に移植すると勝手にがん細胞を撲滅してくれるのだといいます。

ちなみに中村祐輔さんは世界的にも有名な研究で、ノーベル賞の候補者でもあります。

実用化はどれもまだ先ですが、すべてが健康保険で受けられる治療法として確立されるときには、病気で死ぬ人は少数派事故や自殺が主な死因となっているかもしれません。

また、ヨーロッパでは延命するだけではなく健康寿命を延ばしQOL(クオリティーオブデス)といわれる死の質を上げることを重要視していて、これ以上長く人間が生きる意味があるのか?若者にその負担を押し付けるのか?という議論もあるようです。

すでに始まっている信じられない最新医療

今年、札幌医大では間葉系幹細胞」を培養して点滴して自然治癒力を高めるという治療法で脊髄損傷で寝たきりの30代男性患者が1か月後に車いすに乗り、3か月後には歩き始め、半年で社会復帰。ピアノ演奏ができるまで回復。

転落事故によって四肢がまひした別の50代男性も、投与翌日に肘を曲げられるようになり、半年でスキップが出来るまでに回復し退院しています。

これまで有効な治療法がなかった脊髄損傷ですが、スキーの事故患者が多かった札幌医大が世界初の治療法を発見したのです!

このような細胞薬は脳梗塞、脳損傷、神経難病、さらにアルツハイマー病などにも適応拡大できるといいます。

しかし、日本はこのような最先端医療分野でトップクラスですが、実用化は進んでおらず研究一流、実用化二流と揶揄されています。

日本の再生医療研究は、21世紀初頭から世界をリード。iPS細胞、網膜細胞や心筋細胞などで特許申請数はアメリカに次いで世界第2位ですが

再生医療製品の実用化ではアメリカ9件、EU20件、韓国13件で日本はわずか1件です。

日本が実用化が苦手な原因は前例のない治療法を試すことを過度に恐れる国民性法整備の遅れにあります。

リスクを恐れて死んでいく悲しい国ですね。

また世界にはリスクを冒しすぎる国もあります。

イタリア人医師セルジオ・カナヴェッロ氏は2018年中国の医療チームとともに、脳死の2人同士で頭部移植に成功したと発表しました。

すでに「生きてる人間の頭部を移植することは可能」なんだそうですが、真偽はわかりません。

犠牲者を出せないことや、臓器売買につながる、人間を遺伝子操作することの是非など

最先端医療の発展の妨げになるのは科学ではなく、人間の倫理観であることがわかりますね。

個人的にはここまでして生きたくはないですが・・・。

ネットの声

「自然の法則をかき乱すのは良いことじゃないよ。」

「食べても太らないチョコレートが必要です。それがあれば十分。」

「命の値段が安い国は倫理も安いのだ」

「安楽死を認めてくれ」

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