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立憲民主党の有望新人今井瑠々氏→自民県議に転身。立憲関係者「見限られた」

立憲民主党の有望新人今井瑠々氏→自民県議に転身。立憲関係者「見限られた」

おととし、立憲民主党から全国最年少の25歳で出馬し、落選した今井瑠々氏(26)が自民党へのくら替えを電撃発表し、波紋を広げています。自民の古屋圭司元国家公安委員長に約1万4000票差まで迫る約6万8000票を獲得し立憲民主党の次世代を期待された若きホープでした。

自民党がえげつないヘッドハンティング

今井氏は2021年10月の衆院選で、出身地の多治見市を含む岐阜5区から立憲民主党公認で立候補した。当時、被選挙権を得たばかりの25歳。結果は、自民党のベテラン・古屋圭司氏が8万2000票余りを得たのに対し、今井氏は6万8000票あまりと競り負けた。出身地である多治見市では古屋氏の票を上回ったことで、自民党にとっては大きな脅威となっていた。

岐阜県の選挙区で自民党の古屋議員と議席を争い、約1万3000票差まで迫りました。その今井氏が立憲民主党を離れ、自民党推薦のもとで県議会選に出馬するのです。

複数の関係者によると、古屋氏が今井氏の県議選出馬に向けて動いていたといい、年明けには両党の間で今井氏の「自民移籍」が取り沙汰されていたという。古屋氏は今月7日の党支部会合のあいさつで、今井氏について「(衆院選で)一戦交えたが、本人は自民の一員として仕事をさせていただきたいという決断をされた。自民は多様性を受け入れる政党だ。大いに結構ではないか」と歓迎しました。

古屋氏は70歳という年齢を考えると、今井氏は岐阜県議会で地道に頑張っていれば国政選挙当選のチャンスが来るだろうと考えたのでしょう。

政治アナリストの大濱崎卓真氏は「(今井氏は)次期衆議院選挙の候補予定者として支部長として活動してきたものですから、それなりの“党のお金”を支給してもらって活動してきたところ、急に無所属で県議選に自由民主党の推薦候補として出ると。立憲民主党としては支援をしてきた、お金を出してきたにもかかわらず裏切られたというショック。そしてそれを直前まで知らなかったというところも含め、大きなショックになっているのは間違いない」とコメントしています。

立憲民主党の政党支持率は60代以上が最大となっており、高齢者から支持されている政党です。80代の投票率は70代の70%と比較すると大きく下がって45%程度となり全体の投票率の50%を下回ります。また、死亡者も増えて人口も減るので、立憲民主党は若い世代を取り込まなければ一気に議席数を失うことになるため、今井氏のような有望な若手に期待が集まっていましたが、自民党に引き抜かれてしまいました。

今回の事例は立憲民主党が置かれた状況を如実に反映していて、このまま立憲民主党が変わらない限りは今後勢力を縮小させていき、野党第一党の座を日本維新の会に譲ることになるでしょう。

立憲関係者は「議員になりたい人間からすれば立憲だろうが自民だろうがどっちでもいいのだろう。立憲が見限られたということだ」と指摘。その上で「党幹部が現地でしっかり聞き取りしないと問題が全国に広がっていく恐れがある」と懸念を示しています。

ネットの声

前回が1万4000票差なら現況の政権支持率低迷状態なら勝てる可能性はありそうだが何せ最大2年半は衆議院選挙が無いかも知れないとなればその頃どうなってるかはわからない
無職でいる期間が長くなるより県議として其れなりの安定した報酬を得ながら経験と実績を積む計算をしたんだろうね

右も左も極端な信条の持ち主は、良く言えばピュアで、妥協ができない方が多いようです。 だから多数派になれません。

前回、立憲民主党公認候補として、立候補し落選、まだ新人。今度は自民党から県議とは、あまりにも虫が良いのではないか。