スウェーデンの16歳の環境保護活動家グレタ・トゥーンベリとは何者か?
日本ではあまり話題になっていませんが、地球温暖化問題のアイコン的存在になりつつ少女がいます。スウェーデンの環境保護活動家グレタ・トゥーンベリさんです。
9月23日にニューヨークで国連気候行動サミットが開催され、日本からは小泉環境大臣が参加しセクシー発言などで話題となりましたが、世界的には大きな注目を集めたのが、スウェーデンから来た16歳の環境活動家、グレタ・トゥーンベリさんのスピーチでした。
16歳の少女が世界を変える?
彼女は、8歳のときに地球温暖化の話をはじめて聞いて大きなショックを受け、11歳のときには何か月もの間、不安と心配のあまり口を利くことも食事をすることもほとんどできなくなってしまったそうです。
アスペルガー症候群を患っていることも公表していて、地球温暖化問題へのこだわりのつよさにつながっているともいわれていますね。
国連の地球温暖化サミットのスピーチで
「すべてが間違っています」「大絶滅を前にしているというのに、あなたたちはお金のことと、経済発展がいつまでも続くというおとぎ話ばかり」「私はあなたたちを絶対に許さない」
と述べ、大人たちへの不信と怒りをあらわにしました。
こちらがそのときのスピーチの映像です。
あなた方は、私たち若者に希望を見いだそうと集まっています。よく、そんなことが言えますね。あなた方は、その空虚なことばで私の子ども時代の夢を奪いました。
それでも、私は、とても幸運な1人です。人々は苦しんでいます。人々は死んでいます。生態系は崩壊しつつあります。私たちは、大量絶滅の始まりにいるのです。
なのに、あなた方が話すことは、お金のことや、永遠に続く経済成長というおとぎ話ばかり。よく、そんなことが言えますね。
30年以上にわたり、科学が示す事実は極めて明確でした。なのに、あなた方は、事実から目を背け続け、必要な政策や解決策が見えてすらいないのに、この場所に来て「十分にやってきた」と言えるのでしょうか。
あなた方は、私たちの声を聞いている、緊急性は理解している、と言います。しかし、どんなに悲しく、怒りを感じるとしても、私はそれを信じたくありません。もし、この状況を本当に理解しているのに、行動を起こしていないのならば、あなた方は邪悪そのものです。
だから私は、信じることを拒むのです。今後10年間で(温室効果ガスの)排出量を半分にしようという、一般的な考え方があります。しかし、それによって世界の気温上昇を1.5度以内に抑えられる可能性は50%しかありません。
人間のコントロールを超えた、決して後戻りのできない連鎖反応が始まるリスクがあります。50%という数字は、あなた方にとっては受け入れられるものなのかもしれません。
しかし、この数字は、(気候変動が急激に進む転換点を意味する)「ティッピング・ポイント」や、変化が変化を呼ぶ相乗効果、有毒な大気汚染に隠されたさらなる温暖化、そして公平性や「気候正義」という側面が含まれていません。この数字は、私たちの世代が、何千億トンもの二酸化炭素を今は存在すらしない技術で吸収することをあてにしているのです。
この特徴的な言い回しと本人のキャラクターもあって大ブレイクを果たしています。
そして、昨年の8月には、地球温暖化対策を訴えて学校をボイコットし、たった1人でスウェーデン国会の前に座り込みを始めました。
16歳のグレタ・トゥーンベリが、気候変動に対する政府の無策に抗議するために始めた学校ストライキ「FridaysForFuture」。
彼女の意思はSNSを通じて拡散し、世界で100万人以上の若者を動員。
そして東京の若い世代にも届き、「Fridays For Future Tokyo」が運営する9月の気候マーチには2,800人が参加しました
グレタ・トゥーンベリが、「気候のための学校ストライキ」と書かれたプラカードを掲げ、スウェーデンの国会議事堂前で座りこみを始めたことがきっかけとなったムーヴメント「FridaysForFuture(未来のための金曜日)」
東京にも、グレタをはじめとする世界の若者たちの思いに共感して東京都議会に提出する「気候非常事態宣言」を求める署名集めや気候マーチを続けている「Fridays For Future Tokyo」がスタートしています。
世界中が注目する環境保護活動家となったグレタさんは9月23日に開催される国連の気候サミットに出席。
環境に配慮して飛行機を使わずに、ヨットで大西洋を横断する15日間にわたる4800キロの旅を終え、ニューヨークに到着しています。
12月にチリで行われる国連気候変動枠組み条約第25回締約国会議(COP25)にも参加する予定で、移動手段にも注目が集まっています。
BBCニュース – 環境活動家の16歳少女、ヨットでニューヨーク到着 https://t.co/kyVZnm4tMM
— BBC News Japan (@bbcnewsjapan) August 29, 2019
グレタさんに批判が殺到する理由
グレタさんはまだ16歳。
地球温暖化問題に対しての主張も自分の主体的な考えなのか、言われたことを鵜呑みにしているのか自分で判断できないでしょう。
それはグレタさんのせいではなく、16歳なんてみんなそんなものであって、だからこそ勉強して様々な考えに触れる必要があるわけです。
子供だから主張してはいけないわけではないですが、所詮は子供の言う事だし個人的にはどうでもいいです。
どちらかというと一人の子供の意見を有難がってスターにしようとしているメディアがいやらしいですね。
グレタさんへ批判している人の多くは背後にいる大人を批判しているものと思われます。
上記のスピーチにしてもヨットでの移動にしても、SNSを利用した学校ストライキ活動にしても基本的に16歳の少女が自力でできるはずもないことであって、資金を提供するスポンサーや政治勢力がいるのは当然です。
まだ、アイデンティティが確立していない少女を地球温暖化対策活動のアイコンに仕立て上げて利用している連中には、まったく賛同できませんね。
地球温暖化問題はエネルギー政策を中心にした政治的な背景が大きく、実際にはCO2排出量が温暖化に影響しているかどうかということは科学的によく分かっていません。
環境問題も大事かもしれませんが、日々の生活がままならず学校教育が受けられない子供もたくさんいるなかでグレタさんの活動は「金持ちの子供の道楽」「政治に利用された子役」の域を出ないもののように感じます。
グレタさんをノーベル平和賞に推薦する声もあるそうですが、よく、そんなことが言えますね。あなた方は邪悪そのものです。これだから大人は・・・。
Why are young climate activists facing so much hate? https://t.co/wga7CUTngd
— BBC News (World) (@BBCWorld) August 28, 2019
ネットの声
グレタさんはアクティビスト(活動家)だから、別に良いのよ、怒りが前面に来ても。冷静に話したって聞いてない奴は聞いてないんだし。言い方が悪いとか、効果的ではない、と言う発想はテレビ的なもので、虚構を演じる人間だから。偉い人に気に入られて、仕事を依頼されたい芸能人だからでしょう。
なんで世界中が、この変な女の子のご機嫌取りさせられてるんだろうね
意味がわかんないんですけど
アスペルガーの子供って思い込んだら命がけなんです。僕はグレタさんより、グレタさんを利用してる大人が許せない
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