メルカリの経営判断がすごい！origami買収はともかくドコモと提携！

メルカリが2月6日に発表した2019年7～12月期（2020年6月期第2四半期）の決算は、

最終的なもうけを示す純損益が141億円の赤字でした（前年同期は44億円の赤字）。

ヤフオクを追い落とした勢いはどうしたの？と思ってしまいますが、スマホ決済「メルペイ」への投資がかさんだことが要因です。

Contents

本業は堅調

売上高は38.7％増の329億円。

メルカリ事業は堅調に拡大しています。

同事業の10～12月期は売上高（144億円）、営業利益（45億円）とも過去最高でした。

メルペイ事業も、普及促進に向けたキャンペーンなどを積極的に展開し、メルペイのユーザーは19年10月時点で500万人まで拡大しています。

一方でメルペイへの投資を積極的に進めた結果、販管費がかさみ（18年7～12月期：224億円→19年7～12月期：374億円）、もうけを示す営業損益は139億円の赤字（前年同期は36億円の赤字）と、前年同期から赤字幅が拡大してしまったのです。

19年6月期通期は営業赤字が121億円、最終赤字が137億円でした。

今期は半年の時点で前期1年間の赤字額を超えていることになります。

origamiの買収

「Origami pay」を提供するOrigamiの全株式の取得によって、同社がメルカリグループに参画することを1月23日に発表しました。

2020/4/28 22:00。
Origami Pay最後のCPM、最後のクレジットカード決済。買収発表から3ヶ月。忘れられない想い出。ベータ版をリリースしてから4年半。2,453回。ありがとう。#OrigamiPay #オリガミペイ pic.twitter.com/jKFsVfd75y
— Shingo Fushimi (@smcpglf) April 28, 2020

株式譲渡は2月25日を予定し、これをもってOrigamiはメルペイの子会社に、また、フリマアプリ事業を展開するメルカリの孫会社となります。

メルカリとドコモが提携　

メルカリとNTTドコモは2月4日、業務提携することで合意したと発表。

両社のIDを連携することで国内最大級のユーザー基盤を実現し、メルカリの利用でdポイントが付与されるようになるほか、両社のスマホ決済「メルペイ」「d払い」で残高を連携させるといったことも予定しています。

メルカリはフリマアプリとして月間約1450万人、年間流通総額は5000億円を超えていて、スマホ決済のメルペイは1月で600万人を突破。

本日メルカリ・メルペイ・ドコモは更なる利便性とサービス向上、キャッシュレス推進などを目的に業務提携に合意しました。https://t.co/pZ61kfhDpt
5月(予定)からメルカリでdポイントがたまり、つかえるようになります。さらに、メルカリ×d払いがおトクなキャンペーン実施中⇒https://t.co/Id5X0mNId5 pic.twitter.com/FwgxUPE39g
— NTTドコモ (@docomo) February 4, 2020