報じられない菅総理大臣の功績。ワクチンで8000人以上の命を救う?

ワクチン接種の効果を簡易な手法で推定すると、先月までの2か月間で新型コロナウイルスの感染者を10万人以上、死者は8000人以上減らせた可能性があるとする結果を厚生労働省がまとめました。厚生労働省は、感染者の情報を集約するシステム「HER-SYS」のデータを使って、感染の第5波の時期の感染者数の増加率などをもとにワクチンの効果を分析しました。

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もしワクチンを打っていなかったら

7月の感染者数は6月と比べて、ワクチン接種が進んだ65歳以上では0.86倍と減ったのに対して、65歳未満は2.95倍と大幅に増えていました。

これをもとに、高齢者でもワクチン接種が進まず若い世代と同じ増加率だったなどと仮定すると、7月と8月の2か月間で感染者数は合わせておよそ13万8000人となりました。

実際にはシステムに入力されたこの2か月間の感染者数はおよそ3万人で、厚生労働省はワクチンによって高齢者の感染を10万人以上抑えられた可能性があるとしています。

さらにワクチン接種が進む前のことし1月から5月までの高齢者の致死率を掛け合わせて計算したところ、7月と8月の2か月間で高齢者8000人以上の死亡を防いだ可能性があるとしています。

厚生労働省は「あくまで仮定での試算だが、ワクチンの効果で高齢者を中心に感染者数や死亡者数の増加抑制が期待できる」とワクチンの効果を説明しています。

菅総理大臣は訪米してファイザー社長と会談して契約を取り付け、1日100万人ペースでワクチン接種を進めるように大号令をかけ、全国にワクチン接種用の冷凍庫を早期確保。超法規的措置で歯科医のワクチン接種を認めるなどワクチン接種に向けて総力を挙げた。

野党はワクチン接種よりもPCR検査の拡大を掲げ、国内治験を行うように声をあげて結果的に2か月ワクチン接種が遅れることもありましたが、2か月の遅れを取り戻してアメリカをワクチン接種率でアメリカを追い越します。批判ばかり浴びていた菅総理ですが、コロナ渦で感染拡大と経済のバランスを取りながらもワクチン接種拡大に奔走した仕事ぶりは冷静に総括する必要があるでしょう。

https://twitter.com/nadhirin/status/1435840396077133827

ネットの声

この夏の感染者もあれだけ出しながら、死者は驚くほど少ない数字で収まったという点で、政権のワクチン政策は成功であった「え? 死者少ないの? んなことテレビは言ってなかったよ?」までいそうだから怖い。

因みに、ワクチン接種率に関しては、別にじゃなければゼロだろとは思わないけど、
・「100万も打てない」という現場の声聞いて五輪開幕時点で半分くらいになってた
・シノバックとか含めた泥縄的な導入になって今よりも感染者も死者も多いマレーシア的なパターン
とかは、普通にあったかなと…

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