
民主党候補のバイデン氏が勝利宣言をして日本の菅首相もバイデン氏に祝意のコメントをするなど、メディアではバイデン勝利が既成事実のように報じられていますが、実はまだ正式に決まっていません。
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トランプは訴訟連発を宣言
トランプは11/9日から選挙を次々と起こしていくとコメントしており選挙についての公正さについて明らかにしていく姿勢を示しています。
実はアメリカの選挙制度は130年前に作られたため法的に盲点があります。
それは、12月8日までに各州で集計を終えて選挙の最終結果を出さなければ投票は無効として州議会の投票によってその州が支持した大統領を決めるというものです。
これは、まだパソコンも電話もなかった時代で選挙の集計に時間がかかることから期限を設けて州の決定を出しなさいというルールでしたが、現在は開票はかなり早くなりこのルールがある必要性は失われていました。
しかし、ここが盲点で12月8日まで時間稼ぎをすれば、一般投票は無効にすることができるのです。
トランプ大統領は事前の票読みで敗北の可能性が高いことは知っていて、連邦最高裁判所の判事にエイミーバロットを任命しています。
また、2017/02/01 ドナルド・トランプ米大統領は31日、空席となっていた最高裁判所の判事にニール・ゴーサッチ連邦高裁判事(49)を指名しています。
最高裁判事は保守派6人リベラル派3人という構成となっていて保守派の二人はトランプ大統領が任命しています。
激しい接戦で結果がなかなか判明しなかった2000年大統領選の際には、最高裁がフロリダ州の再集計を差し止め、その結果、ジョージ・W・ブッシュ氏が当選しています。
今回激戦州と呼ばれ、わずかな差でバイデン氏が投票で上回ったペンシルベニア、ウィスコンシン、ミシガン、ジョージアでは、今後トランプ陣営から裁判攻勢が始まる可能性が高く、12月8日までに最終投票結果が決定しない場合は、州議会で議員が再投票します。
これらの州では共和党が過半数を握っています。選挙人は20、10、16、16で計62で州議会で勝利してすべて獲得するとトランプは276の選挙人を獲得して逆転することになります。
敗戦濃厚だったトランプの狙いは選挙で勝つことではなく、時間を稼ぐことなのかもしれません。
アメリカ大統領選挙は、本来ならバイデン氏で決定してトランプ氏が敗北宣言する流れですが、一向にその気配はなく不穏なムードが流れています。
もし、トランプの時間稼ぎ戦略で大逆転となれば、大暴動が起こるでしょう。
バイデン氏が激戦州ジョージア、ペンシルベニアの両州でトランプ氏を逆転。開票作業は現在も続いています。
— ブルームバーグニュース (@BloombergJapan) November 6, 2020
現時点での開票状況▼
(記事は英語です:https://t.co/u5OUv1lmQw) pic.twitter.com/pmK3xVG1dA

ネットの声
統計学に詳しい人教えてほしいのだけど、ずっとトランプがリードしてきた州で、開票率が90%とか95%を超えてから逆転がいくつもあったと思うけど、なぜ?納得いく説明が欲しい。そんなことって普通ありえる?日本でもありえる?
ミシガン州でも票の集計所から共和党の関係者が締め出されて、深夜4時30分から4時30分の間にトランプ票が0票なのに、バイデン票が13・8万票も増えた。そしてバイデン氏が逆転して勝利したというあり得ないことが起きた。トランプ陣営は集計停止を求めて提訴した