スウェーデンがとる新型コロナウイルス対策集団免疫戦略とは!

スウェーデンのスキーのゲレンデはオープンで、レストランもにぎわいを見せ、ショッピングモールは買い物客であふれています。

ヨーロッパ各国と比べて人の行動制限は最小限にとどまっており、スウェーデンは異質な新型コロナウイルス対策をとっています。

感染者数、死亡者数ともに少なくはないですが、多くもありません。

スウェーデンの特徴は一定程度の感染ペースであれば許容して感染者0を目指していないところにあります。

Contents

新型コロナウイルスはなくならない

これだけ世界中に拡散した新型コロナウイルスがなくなることを予測する科学者はいません。

ワクチンなり治療薬ができるまでは、安心して外を出歩く日常生活は戻ってこないといえます。

スウェーデンが取っている集団免疫戦略は、国民の一定数を感染させて免疫をつくらせることで、感染の爆発的感染のリスクを下げながら、経済的なダメージも最小限にとどめるというものです。

高齢者、持病持ちなどハイリスクな人の行動以外は抑止せず、健康な人に感染してもらい、免疫を作って社会防衛させるというものです。

スウェーデンは気温が低く、夏場に新型コロナウイルスが沈静化する期待が薄いものの、医療体制には余裕があるので、なだらかに感染を広げて冬までに一定数が感染して免疫を持った人を増やす作戦なのです。

国民からの批判は大きく、どこまで集団免疫戦略を取ることができるかが注目されています。

他に集団免疫戦略を取っている国が日本です。

治療法がない以上、軽症者は検査を拒否して、都市封鎖など強行的な移動抑止をせずに重症者の治療と感染爆発のみを防ぎながら、経済的なダメージを最小限にして、ゆるやかに感染を拡大させるという戦略でした。

しかし、国民の批判に耐えかねたのか関東圏で爆発的感染拡大の懸念があったのかヨーロッパに近い行動規制に近づいています。

今後、日本は四季がある国なので夏場は感染リスクが下がり冬になると感染爆発の懸念が出てきますから、夏場に意図的に緩めて感染を許容しないと冬に地獄が待っているかもしれませんが、長期戦略をどう考えているのか?

首相が説明しないのでまったくわかりませんね。

少なくとも日本では欧米のような爆発的感染拡大は起こっておらず、ロックダウンなどは真似をする必要はなく、ウイルス対策と社会経済活動のバランスを調整しながら集団免疫戦略を取るべきだと思います。

ネットの声

スウェーデン型に自粛強化をプラスしていたのが今までの日本であり、死者も少なく非常に上手くいっていたのに、経済犠牲型の欧米の愚策をなぜ採用しようとするのか?専門家会議のメンバーを見直した方が良いと思います。

スウェーデンの集団免疫戦略には強い反対論があるが、おおむね成功。これが日本のモデルだと思う。「緊急事態」なんか起こってないんだから。

Twitterでフォローしよう

pick up