TOSU, JAPAN - AUGUST 11: (EDITORIAL USE ONLY) #9 Fernando Torres in action during the J.League J1 match between Sagan Tosu and Urawa Red Diamonds at Best Amenity Stadium on August 11, 2018 in Tosu, Saga, Japan. (Photo by Zhizhao Wu/Getty Images)

元スペイン代表で通算110試合に出場して38ゴールを記録し、ワールドカップ優勝経験もあるサガン鳥栖フェルナンド・トーレス選手が引退を発表しました。

リーガエスパニョーラ、プレミアリーグで通算516試合190得点端正なルックスと得点力で世界的な人気を博したスターがサガン鳥栖でユニフォームを脱ぐ決断をした背景に迫ります。

年齢的な衰え

年俸6億円ともいわれる破格の条件で2018年5月にサガン鳥栖に加入したフェルナンド・トーレス選手は昨シーズン17試合で3得点、今シーズン11試合0得点と大きく期待を裏切りました。

フェルナンド・トーレス選手は35歳とベテランではありますが、同世代の元スペイン代表ヴィッセル神戸ビジャ選手、イニエスタ選手と比べても、貢献度はかなり低いです。

フェルナンド・トーレス選手だけが活躍できなかった理由は、技術不足だからだと思います。

そんなわけないでしょ?と思う方はこちらの全盛期の居残り練習動画をご覧ください。

このようにトラップもシュートもかなり下手ですね。

技術は年をとらないので、もともと技術が高い選手は年齢を重ねてもある程度はプレーできるのですが、フェルナンド・トーレス選手の場合は技術が凄かった選手ではありませんでした。

かなり、簡単なシュートをお約束のように外すのでサッカーファンからはトーレス師匠と呼ばれて茶化されたりしていたんです。

それでもフェルナンド・トーレス選手はスペインではエルニーニョ(神の子)と呼ばれていました。

フェルナンド・トーレス選手の凄さドリブル突破、ゴール前のスペースへの飛び込みです。

どちらもスピードが必要不可欠!

フェルナンド・トーレス選手の全盛期はこんなにも凄かったという動画がこちら。

https://twitter.com/LFC/status/1141963497665904641

類まれな身体能力とくにスピードがずば抜けています。

そしてイケメン!

これは人気が出ますよね。

しかし、慢性的な股関節の痛みと相次ぐ怪我、加齢によってフェルナンド・トーレス選手のすべてであったスピードが失われたためにJリーグで活躍できなかったわけですね。

フェルナンド・トーレス選手本人も

「自分の中でサッカーのパフォーマンスに対するレベルというものがあります。引退を決めた理由は、自分のベストのレベルに到達できていないのではないかという疑問点があったからです。自分がベストのコンディションで最後までやり続ける、そこに到達できなくなるのであれば、自分の今のレベルでサッカー人生を終えたいと思い、引退を決意しました」

と引退会見でコメントしているので引退理由は年齢によるパフォーマンス低下とみて間違いありません。

それでも日本でのプレーでゴール前のポジショニングとシュートの振りの速さに神の子と呼ばれた片鱗はみせてくれました。

意外なセカンドキャリア

フェルナンド・トーレス選手がJリーグに加入してわずか1年引退となり、日本に合わなかったのかも?

と思ったサッカーファンは多かったですが、そんなことはありませんでした。

引退会見でフェルナンド・トーレス選手は

「選手として引退はするが、クラブを離れるつもりはない。アドバイザーとして残るよ。 日本のサッカーを世界に広げていくことに貢献したい」
「まずは組織改革に取り組みたいと思っている。 特にユース、若手の育成に目を向けたいんだ。 
鳥栖のユースには素晴らしいプレーヤーがいるから、そういった選手たちをどんどん成長させて、クラブを大きくしたい。 そして、ポジティブな人たちと働き、改革をしていきたい。 ネクストステップを考えて行動したい。 
アドバイザーとしての仕事はチームのためにできることを全てしたい」 

とコメントして引退後も鳥栖に残ることを明らかにしました。

これには驚かされましたね。

理由として考えられるのは

・サガン鳥栖と古巣のアトレティコマドリードはクラブ間提携をしていて、コネクターとして両クラブが期待している。

・家族が日本の生活に馴染んでいる。

・サガン鳥栖で将来の監督のポストが用意されている

こんなところでしょうか。

日本に移籍してきたころにフェルナンド・トーレス選手はこのようなコメントもしていました。

スペインではどこに行っても僕だと気づかれてしまって、かなわなかったからね。それに子供たちにとっても新しい文化や異なるものの見方を知るのは良いことだと思ったんだ。いま彼らが学校で習っていることをもっとグローバルな視点で見るのは大事なことだからね。

古巣のアトレティコマドリードは首都にあるクラブですし、マドリードでは街も歩けない状態なのでしょう。

鳥栖のような日本の地方クラブが世界的なスターにとっては生活をするうえでちょうど良かったのでしょうね。

日本を気に入ってくれて良かったです。

また、ヨーロッパではフェルナンド・トーレス選手ほどの選手でも監督になるのは大変ですから、日本で指導者として実績を作りたいという目標もあるのかもしれません。

それも面白いですね!

ネットからの声

フェルナンド・トーレス選手の引退に関して

「日本に来てくれてありがとう」

「日本で神の子を育てて欲しい」

「引退までにもう一点みたい」

「トーレスがすごいというより、トーレスに鳥栖から出て行くつもりはないと思わせた鳥栖が凄い 」

などというポジティブな言葉が並んでいました。現役最後となる試合には8月23日ヴィッセル神戸戦となっています。

2008年の欧州選手権、2010年南アフリカワールドカップ優勝と黄金期を築いたスペイン代表ダビド・ビジャ選手、イニエスタ選手がいるヴィッセル神戸との試合が最後の花道となります。

 

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