女子ワールドカップ2019で前回準優勝のなでしこジャパンはベスト16で敗退しました。

監督の進退問題も取りざたされていますが、東京オリンピックに向けて監督人事はどうなるでしょうか?

なでしこジャパンの現在地

前々回のワールドカップで優勝、前回のワールドカップでは準優勝を果たしていますが、現在のFIFAランキングは7位のなでしこジャパン。

3年前のリオデジャネイロオリンピックでは予選敗退で澤穂希選手時代からの世代交代に失敗した佐々木則夫監督から初の女性監督となる高倉麻子氏に再建が託されました。

しかし、ワールドカップの結果がベスト16では納得のいく結果とはいえませんね。

監督の進退問題が沸き上がるのも当然の結果といえます。

しかし、高倉麻子監督の解任は無さそうです。

今井純子女子委員長は「内容についてはポジティブに思っている。今回は結果が出なかったが、方向性としては(世界と)戦える」。田嶋幸三会長は「日本が通用するところを後半は存分に出してくれた。未来につながる」とコメントしていて続投が濃厚です。

結果が出ていないのに高倉麻子監督が解任されない理由は

・世代交代に成功している

・女性である

・日本サッカー協会の方針と一致した戦術である

という3つが挙げられます。

なでしこジャパンの平均年齢は4年前の27,7歳から24,1歳となり今大会で2番目に若いチームとなっています。

U17女子ワールドカップで優勝経験のある高倉麻子監督は若手を伸ばす手腕は確かということになるでしょう。

また、なでしこジャパンの監督は女性であることは重要です。

パワハラ、セクハラが横行する女子スポーツ界のなかで女性監督のほうがイメージが良くスポンサー受けが良いので、なでしこジャパンの監督は女性が有利

そして、女性監督で代表を指導できるだけのキャリアがあるのは高倉麻子さんただ一人です。

さらに、日本サッカー協会は「ジャパンズウェイ」なる方針を打ち出していて、監督は独自の戦術ではなくサッカー協会が育成年代から統一している戦術の土台のもとでチームを作っていく必要があります。

高倉麻子監督は日本サッカー協会の世代別代表からのたたき上げですから協会上層部にとって適任なんですね。

というわけで日本サッカー協会が結果以外の部分で評価しているので、よほどのことがない限り東京オリンピックまで高倉麻子監督は解任されません。

東京オリンピックのなでしこジャパン注目選手

杉田妃和(INAC神戸)22歳

攻撃的なボランチでワールドカップでは出場した4試合で杉田妃和選手の1試合平均の走行距離が12.125kmとなでしこジャパントップの数値をたたき出しています。

男子でも12キロを超えると多い方ですから運動量は女子サッカー界ではワールドクラスです。

すごいのはスタミナだけではありません。

杉田妃和選手はU17ワールドカップ、U20ワールドカップで大会最優秀選手に選出されていて、パスセンス、ドリブルテクニックが高く評価されていて「ポスト澤穂希」とも一部では呼ばれています。

さらに貴重な左利きです。

敗退したオランダ戦では見事なミドルシュートがクロスバーを直撃していてヒーローになりかけましたが、大会を通じて最も成長した若手でしょう!

ネットの反応では

「ボールコントロール、ポジショニングが素晴らしい」

「ドリブルで持ち込んでシュートまで持って行ける選手は貴重」

「トップ下で使って欲しい」

と攻撃適性を評価されていました。

二人目の注目選手は

長谷川唯(日テレベレーザ)22歳

U17ワールドカップでは杉田選手に次ぐ優秀選手賞を受賞しています。

小柄でテクニックがあり視野が広くパスセンスに優れています。

敗退したオランダ戦では鮮やかなループシュートで同点ゴールを決めていますね。

ただし、エースの岩渕真奈選手との共存がうまくいかなかったり、大会中に足首の怪我もあり本領発揮とはいかず不完全燃焼に終わってしまいましたので東京オリンピックで爆発して欲しい!

ネットの反応では

「なぜトップ下で使わないのか?」

「サイドハーフでは微妙」

とポジションが合っていないのでは?という反応もありましたね。

オフサイドにならないように一度下がってからボールを受けて、キーパーを見て浮かす冷静さ惚れ惚れします!

今後のなでしこジャパンはこの二人が軸となっていくはずですので、高倉麻子監督にはこの二人を活かしてもらいたいですね。

高倉麻子監督はU17ワールドカップ、U20ワールドカップで指揮を執っていて、そのチームの中心メンバーがこの二人でしたから、特徴は把握していて心配いらないでしょう!

ネットの反応

「優勝候補がベスト16で敗退なのだから敗退は当然。」

「日テレベレーザ勢を優遇しすぎ」

「采配が下手」

など辛辣な評価もあります。

ワールドカップではベスト16で敗退しましたが、若手選手主体だったことやけが人続出という状態だったことを考えると、来年の東京オリンピックでは、今大会よりも良い結果が期待できるでしょう。

高倉麻子監督は報道のとおり続投でも良いですが、女子サッカー界の仲間でコーチングスタッフを固めているので、敗因を分析して男子サッカー界から高度な戦術をもたらしてくれるスタッフを入れて欲しいですね。

あまりにも放任主義でヨーロッパ勢の戦術に対抗できていないように見えました。

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