
日産と業務提携をしているルノーがゴーン被告を見放しました。
ゴーン被告は、ルノーの会長兼最高経営責任者を辞任しています。
退職金が支給されない
ゴーン被告、ルノー退職手当30億円超? 仏政府が反対「法外な額…理解できない」https://t.co/mVCfusROUC
#ルノー #CarlosGhosn— zakzak (@zakdesk) 2019年1月28日
日本では、社員が懲戒免職となった場合、退職金は支給されません。
それと同じ形をルノーがゴーン被告に対してとったのです。
つまり、退職に伴う報酬を支給しないということです。
その報酬額は3千万ユーロです。
日本円にすると、約37億6千万円ということですからすごいですね。
これには、退職後に競合企業で勤務しないことを条件に支払う報酬も入っていたということです。
こういう名目の報酬もあるのですね。
単に守秘義務があるというだけというわけにはいかないようです。
というか、変なことをせずに全うに職務を遂行していれば、
これだけのお金が手に入ったということです。
カリスマ経営者としてもてはやされていたのも今は昔ということですね。
いよいよ四面楚歌に…
ゴーン被告は、会社のお金を横領した…といった声も聞こえてきますす。
しかし、正確には金融商品取引法違反罪で起訴されています。
日産でのというよりも日本の世論とは別に、フランスやルノー本社ではゴーン被告を擁護する声が多かったのです。
日本の横暴だ…という声がフランスのほうから聞こえてきたのです。
さらには、拘置所からの釈放と身柄の引き渡しなども要求していました。
しかし、ここに来て会長兼最高経営責任者の辞任に対しての退職の報酬を支払わないというのです。
これはもう、ゴーン被告を一貫して擁護していたルーもついに三行半を突きつけたということですよ。
いよいよ、ゴーン被告は四面楚歌となったのです。
なぜルノーはゴーンを見放した??
見放したというよりも見捨てたという方が近いです。
おそらくこのままでは、ゴーン被告にはどこからもお金は入ってきません。
反対に莫大な裁判費用の負担を強いられることでしょう。
おそらく勝つことはないですから、有罪判決を受けて禁固刑になる公算が強いのです。
フランス政府も株主ですから、ゴーン被告としてはフランスが後ろ盾くらいに思っていたのかもしれません。
しかし、フランスもルノーもゴーン被告よりも日産を取ったということです。
これは、考えれば当然のことで、ゴーン被告を擁護しても何の得にもならないのです。
ネットの反応
ついにゴーンも命運尽きたな
まさかルノーが見捨てるとは思ってなかっただろう
日産を取ったってことだよな
カリスマって言われてるけど、ただのコストカッターだったからな
現在はルノーよりも日産のほうが売り上げが多いのです。
いわば、日産はフランスやルノーにとって「金のなる木」ですから手放すわけがありません。
というよりもケンカをする気がないということですね。