
フィリップ・ガレル監督が描く「フロイド的三部作」の一つ。
哲学教師とその娘、そして教え子を中心に、
モノクロ映像で作り上げられた奇妙な3人の関係を描く。
『つかのまの愛人』:作品情報
<出典:cinemarche>
映画『ギターはもう聞こえない』や『恋人たちの失われた革命』
など2度にわたるベネチア国際映画祭銀獅子賞を受賞した
フランス映画の重鎮フィリップ・ガレルの描くラブストーリー。
同居する哲学教師と教え子である生徒。
その家に教師の娘が訪れたことで3人の奇妙な共同生活が始まり、
やがて教え子と娘には特別な感情が芽生えていく……。
『つかのまの愛人』予告動画
1960年代に監督としてデビューしたフランスの名映画監督フィリップ・ガレルがメガホンを取る。
自身の娘を教師の娘役に抜擢し、全編モノクロ映像で撮影するなどの意欲作となっています。
『つかのまの愛人』キャスト情報
・映画公開日:2018年8月18日
・監督:フィリップ・ガレル
・製作:サイード・ベン・サイード/ミヒェル・メルクト
・脚本:ジャン=クロード・カリエール/フィリップ・ガレル
・出演者:エリック・カラヴァカ/エステール・ガレル/ルイーズ・シュビロット
『つかのまの愛人』:あらすじ
<出典:cinemarche>
大学で哲学教師として教鞭を振るうジル(エリック・カラヴァカ)は
3ヶ月ほど前から大学生のマリアーヌ(ルイーズ・シュビロット)と恋人になり同棲していました。
ジルにはマリアーヌと同い年の娘ジャンヌ(エステール・ガレル)がおり、
ある時ジャンヌが父ジルの元へ訪れます。
ジャンヌは直前に人生で初めて絶望を感じるほどの大失恋をし
恋人に振られたため、半ばヤケクソ状態で父の暮らす元へ来たのでした。
哲学教師とその娘、そして教え子が同じ屋根の下で共同生活を送ることに。
マリアーヌとジャンヌは歳が同じということもあってか
共同生活の中で恋愛のことや性の秘密といった悩み事を話すようになり
次第に関係が深まっていきます。
2人の友情はやがてもっと特別な感情に発展していき……。
フランスの名匠フィリップ・ガレル監督の描く
現代恋愛作品『ジェラシー』『パリ、恋人たちの影』に続いて
「フロイド的三部作」と名付けた一連のシリーズの
最後の作品として製作された映画『つかのまの愛人』
モノクロ映像が味わい深い画面演出となり観るものを引き込みます。
監督自身の娘であるエステール・ガレルが教師の娘という配役、
映画『ソン・フレール -兄との約束-』などのエリック・カラヴァカと共演した作品となっています。