感染は仕方がない…ブラジル大統領の潔さ!?
ブラジル大統領…ロックダウンを拒否「どうせ誰もがいつかは死ぬ」と言っています。
「私たちはみな、どうせ死ぬのだ」
アメリカのドナルド・トランプ大統領とよく並べて語られるボルソナロ大統領。
3月29日、全国規模の隔離を命じるよう求める州知事たちとの何週間にも及ぶ論争を跳ね返し、パンデミック軽視の姿勢をますます鮮明にしたのです。
ブラジル保健省の発表では、同国における新型コロナウイルスの感染者数は9千人を超え、関連死者数は359人にのぼっています(4月4日時点。
それでもボルソナロは、支持者たちと会った際、握手で挨拶を交わしていたのです。
#サタスタ
ブラジル🇧🇷
ボルソナロ大統領
経済崩壊を避けなければならない
→スラム街でも感染
→ギャングが外出禁止例
誰も真剣に受け止めていないと憤慨し、外出禁止例
アマゾンの先住民にも感染者が出ている
/人の命より経済優先の大統領に代わってギャングが感染拡大防止に行動 pic.twitter.com/RjNPct8myW— 木村結 (@yuiyuiyui1114) April 4, 2020
最近では、他国で行われている外出制限等に触れ、「大量監禁」だと批判。
「ウイルスは存在する。私たちはそれに立ち向かわなくてはならない。男らしく戦おう。子どものようにふるまうのはやめよう!」。
ボルソナロ大統領は3月29日、大統領官邸前に集まった支持者に対してそう語ったと、AP通信は伝えています。
「私たちはみな、いずれは死ぬのだ」
「ちょっとした風邪」
ボルソナロ大統領は3月24日、国民向けにテレビ演説を行いました。
そこで、国内ニュースメディアはウイルス拡散を過度に騒ぎ立て過ぎだと非難したのです。
「派手に恐怖心を煽り、イタリアでどんなに死者が出ているかを大きく報じる。パニックを広げるためにメディアが使う常套手段だ」
ボルソナロ大統領のこうした主張は、イースター(4月12日)までに仕事に戻って経済を回そうと言ったトランプの呼びかけとそっくりという指摘も…。
ボルソナロ大統領はテレビ演説で、ウイルスへの感染リスクが高いのは60歳以上なのに、なぜ学校を閉鎖しなければならないのかと疑問を呈しています。
新型コロナウイルスは「ちょっとした風邪」だとも述べているのです。
外出奨励で投稿削除も…
ブラジルの保健大臣は3月21日、国内の医療システムは4月末までに崩壊し、数百万人にも上る貧困層が助けと食料を必要とするだろうと警告しました。
感染拡大を受けて、州知事や市長らは「社会的な距離」政策を採用、人が集まる教会やショッピングモールを閉鎖しています。
新型コロナウイルスはすでに、リオデジャネイロにあるファベーラ(スラム街)にも感染を広げているという報道もあります。
https://twitter.com/vipyuzuki7/status/1319142387562680321
ところがワシントン・ポストによると、ボルソナロ大統領は先日のテレビ演説で、「新型コロナウイルスはまもなく終息する」と断言。
自治体が住民に自主隔離を呼び掛ける中で自ら群衆の中に入っていく動画を投稿。
外出を奨励し、公衆衛生に反する内容だとしてツイッター社に削除されているのです。
ネットの反応
「ある意味、すごくリーダーシップがあるけど…。」
「今まで誰もやったことのない手法だから、ちょっと興味ある。」
「逆説的だけど、突き詰めればそれはそうなんだよね。」
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