新型コロナウイルスにBCGが有効説。
新型コロナウイルスの感染拡大が世界で広まっていますが、国によってさまざまで欧米圏で感染が爆発している一方で、発祥と見られる中国武漢に近い日本や台湾では、さほど感染は拡大していません。
ハグやキスなどの生活習慣が違いになっているとの仮説だけでは説明が付かないほど感染の広がり具合には違いがあります。
そこで、出てきた新説がBCG有効説です。
BCGが有効なら日本は勝ち組
BCGとは結核の予防として乳幼児のうちに予防接種するワクチンのことです。
BCG予防接種プログラムがない国はイタリアとアメリカで現在感染爆発中。
次に感染が爆発しているスペインもBCGは中止されている期間が長いことが分かっています。
また、ドイツでは旧東ドイツ地域と旧西ドイツ地域で感染者数、死亡者数に明らかに違いがあり、旧東ドイツのほうが圧倒的に少なく、BCGの種類が違うことが要因ではないかとの仮説に基づいて臨床試験を実施しています。
・旧東ドイツはロシア系BCGであることからロシアの感染者数も少ない。
・ロシア製のBCGと日本製のBCGは似ていて、日本製のBCGを使用しているのは、台湾、イラクと韓国の半数程度だそうです。
台湾と韓国は新型コロナウイルスを抑え込んでいて、イラクは隣接しているイランと比べて圧倒的に感染者も死者数も少なくなっています。
これらのことから日本のBCG予防接種が新型コロナウイルスに感染しにくく、重症化する肺炎症状を和らげる作用があるのではないかという仮説があるのです。
もし、この仮説が正しければ、安全性が立証されているBCGワクチンを高齢者や持病持ちのハイリスク群に接種させると、新型コロナウイルスのワクチンができるまでの繋ぎになることは間違いありませんし、経済自粛もする必要がありません。
日本では70代以上が感染すると死亡率が高いというデータがありますが、ちょうどその世代より上はBCGを受けていない世代なので下の世代とは危険性が大きく異なるともいえるでしょう。
また、オランダ、オーストラリアでもBCGの臨床試験が始まっていて、すでにオーストラリアではBCGが症状を抑制する一定の効果を確認できたとNHKも報じています。
日本はBCG予防接種を受けていることと、日本で行われるBCGの種類が肺炎に効果があるものは科学的には一定の根拠があるとのことです。
清潔な国民性だけでは説明が付かない日本で感染爆発にいまだに至っていない理由としてBCGが要因だと解明されると朗報ですし、経済活動の復活への希望が見えます。
一斉休校は当然やめるんでしょ。もしBCG仮説が正しいとすれば、子供はみんなコロナに免疫がある。これも抗体検査でわかる。 https://t.co/K3vE7tPOoq
— 池田信夫 (@ikedanob) March 28, 2020
ネットの声
・昨年末までに日本にウイルスが上陸して、すでに集団免疫に近い
・BCG接種で日本人は重症化しない
という仮説が考えられる。専門家は「ライフスタイル」を論じる前に、こういう仮説を検証してほしい。
国内で陽性1349人のうち日本国籍は934人、外国籍および不明が415人。明らかに偏ってるよね。理由は
BCGの新型コロナ予防効果を見る治験を開始するという豪研究所のリリース。注意したいのは、BCGがそのままワクチンとして働くかどうかを見るというよりも新型コロナを標的にしたワクチンが開発されるまでの応急措置としての効果を見るものだということ。期待しすぎず注目。
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