洋上風力発電施設 EEZ内設置可能に EUより日本の方が上?
政府は洋上風力発電所の設置を認める海域を現行の領海内から排他的経済水域(EEZ)に拡大する。洋上風力を「再生可能エネルギーの切り札」と位置づけており、導入を後押しし、脱炭素化を推進したい考え。洋上風力は、現行の再生可能エネルギー海域利用法で、国が「領海及び内水」のうち、導入に適した海域を「促進区域」に指定し、公募で選ばれた事業者に最長30年間の利用を認めると定められています。
日本の洋上風力ポテンシャルは高い
日本の領海の面積は約43万平方キロ・メートル。経済産業省などによると、昨年末時点で見込まれる発電容量は500万キロ・ワット程度にとどまっています。政府は、2040年までに3000万~4500万キロ・ワットに発電容量を増やす目標を掲げており、約10倍の面積に当たるEEZまで設置可能な海域を広げる必要があると判断しました。
これまで領海での洋上風力発電は、風車の支柱を海底に固定する「着床式」が多く活用されてきたが、水深が深いEEZでは、海底に固定せず、海面に浮かべる「浮体式」が主に採用される見通し。
浮体式は世界で実証実験が進んでおり、国際競争が激しくなると予想されています。政府は2030年頃に商用化してアジア各国で展開することを目指しており、EEZへの拡大を契機に、産業競争力の向上にも期待をかける。日本のEEZ(200海里:約370km)の面積(領海、接続水域を含む)は、約447万km2であり世界6位。国土面積(約38万km2)の約12倍、領海の約10倍程度の面積があり、EEZをすべて利用できるとすれば欧州並みの大量導入が可能となり現行は領海内だが、法改正を通じて規制を緩和する考え。導入の適地は最大で10倍になります。
日本の洋上風力発電ポテンシャルはEU全体とほぼ同等であり、実は欧州よりも風力発電に適しているといえます。
太陽が出ない日はありませんが、1週間風がほとんど吹かないということは多く、風力発電は安定して発電できないことが弱点なので、風が強い日の過剰発電の問題や他の電力とのバランスをどう取っていくかが問題となりそうです。
洋上風力、EEZに拡大…脱炭素化推進へ政府が法改正へ https://t.co/75JzF4Bjs9#政治
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) February 23, 2024
ネットの声
日本は海洋国家なのでこうした方法で自然エネルギー大国になれる(エネルギー自給可能)。国土が狭いから再エネ不適との主張は間違い。
洋上風力というエネルギー資源を開発することに託つけて、海上都市を創造することまで考えるべし。
洋上風力発電だけでは、はっきり言って、つまらない。
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