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「バイアグラの服用者はアルツハイマー病の発症リスクが69%低い」との研究結果

「バイアグラの服用者はアルツハイマー病の発症リスクが69%低い」との研究結果

勃起不全治療薬「バイアグラ」や肺動脈性高血圧治療薬「レバチオ」の商品名でも知られる治療薬「シルデナフィル」がアルツハイマー病の予防や治療に役立つ可能性があることが明らかとなった。一連の研究成果は、2021年12月6日、学術雑誌「ネイチャー・エイジング」で発表。

研究チームは、米国の患者723万人の医療費請求データをもとに「シルデナフィル」の服用者と非服用者を比較し、「シルデナフィル」とアルツハイマー病の発症との関係を調べた。これによると、「シルデナフィル」の服用者は追跡調査から6年後にアルツハイマー病を発症する可能性が69%低かった。

バイアグラ服用者に認知症患者は少なかった。

「シルデナフィル」を他の医薬品と比較すると、高血圧治療薬「ロサルタン」に比べて55%、糖尿病治療薬「メトホルミン」に比べて63%、血管拡張剤「ジルチアゼム」に比べて65%、血糖降下剤「グリメピリド」に比べて64%、アルツハイマー病の発症率を減少させたという。

また、アルツハイマー病のリスクと関連する合併症である冠動脈疾患、高血圧、2型糖尿病の併発の有無にかかわらず、「シルデナフィル」の服用がアルツハイマー病の発症リスクを下げることもわかった。

さらに研究チームは「シルデナフィル」のアルツハイマー病への効果を解明するべく、幹細胞を用いてアルツハイマー病患者由来の脳細胞モデルを作製した。このモデルでは、「シルデナフィル」が脳細胞の成長を促進し、タウタンパクの過剰リン酸化を減少させることが示された。

一連の研究結果は、「シルデナフィル」の服用とアルツハイマー病の発症率の低下との相関が認められたにすぎない。研究チームでは、今後、臨床試験などを通じてその因果関係を究明し、「シルデナフィル」のアルツハイマー病患者への臨床的効果を立証する方針とのことですが、高齢化が進行していく中で明るいニュースかもしれません。

バイアグラは少子化対策のために保険適用にして国として推進していけば、アルツハイマー病患者の医療費が減少して、労働力人口も増えていくかもしれませんね。

ネットの声

バイアグラ系ジェネリックを飲む量は体格によって違うねん標準だと50mmgやな自分の体格で量が違うから25mmgから飲んで実験するとええと思うで。
注意が必要な事はED治療薬は量のめば比例して効くちゅーもんじゃ無いって事やけんど副作用は比例して強くなるから気ーつけんとあかんで。