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久保建英レアルマドリード移籍の真相!

久保建英レアルマドリード移籍の真相!

サッカー日本代表史上2番目に若い18歳でデビューを飾ったFC東京久保建英選手のレアルマドリードBへの移籍が発表されました。
なぜ下部組織出身のバルセロナではなかったのか、レアル移籍の真相に迫ります。

FCバルセロナ育ち

久保建英選手は川崎フロンターレのジュニアユースチーム所属でしたが、小学生時代に才能を見出され10歳FCバルセロナの下部組織に入団します。
しかし、15歳時にFIFAがルールを改正して18歳までの海外移籍を禁止。
久保建英選手は日本への帰国を余儀なくされました。
このタイミングで18歳となる2019年夏に移籍金0円でヨーロッパに移籍できる異例の条件でFC東京U-18に入団。
日本に帰国しても長友佑都選手のフィジカルコーチに中村俊輔選手の技術コーチを付けて、国内最高の環境を手に入れていきます。
FC東京で順調に才能を伸ばした久保建英選手は18歳で日本代表デビューを飾り、予定通り海外移籍が解禁となったタイミングでヨーロッパのクラブから声がかかりました。

移籍先はまさかのレアルマドリードB

すべてが順調だった久保建英選手にとっての想定外はバルセロナからの評価が低かったことです。
年俸は3000万円(税引前5000万円)とレアルマドリードが提示した2億円(税引前4億円)とは大きな開きがありました。
さらにレアルマドリードは1年でBチームからAチームに昇格されるという条件を付けましたが、バルセロナは同じ条件に応じなかったと報じられています。
リーガエスパニョーラのEU外選手の枠はわずかに3人までであり、日本人の久保建英選手のトップチーム登録は制度的にハードルが高いのですが、レアルマドリードは異例の好待遇で久保建英選手を迎えた一方で、下部組織からみてきたはずのバルセロナは、そこまで踏み切れなかったということです。

レアルマドリードに最も詳しいメディアであるスペイン紙マルカによると

来季よりカスティージャで競争に臨むことになる久保だが、ジネディーヌ・ジダン率いるトップチームでデビューを果たす可能性もある。プレシーズンにはトップチームとともにカナダ、アメリカを巡って、そこで出場機会を得られるかもしれない。

「確かなポテンシャルを秘めた、これから磨かれるべきダイヤモンド」といったところで、過度な重圧をかけることをできるだけ避けている。彼らは久保が実際にスペイン、ひいては欧州のトップレベルの選手になれるかどうかを、急かすことなく見守っていく心構えだ。

と報じていて、単なるマーケティング要員ではなく評価されているようです。

こういった事情で久保建英選手は第一希望のバルセロナではなくレアルマドリードを選択したと考えられますね。
ほかにもパリサンジェルマン、バイエルンミュンヘンとヨーロッパのメガクラブが争奪戦を繰り広げていました。

バルセロナからの評価が低かった理由

下部組織出身で久保建英選手の才能を分かっていたはずのバルセロナが好条件を出さなかった理由は

・移籍金0であることを知らなかった
・ほかの下部組織出身選手との年俸バランス
・メッシ選手の存在
・似たタイプが多い
ということが挙げられます。
スペイン紙の報道では久保建英選手がFC東京と海外移籍に関して特別な契約を結び移籍金0円で獲得できることをバルセロナは知らなかったとされています。

お買い得であることを知っていたレアルマドリードとは年俸に開きが出たわけですね。
また、久保建英選手はバルセロナの下部組織出身。
ほかの下部組織出身選手からすると退団した選手が戻ってきて年俸が一気に跳ね上がっていると不満が出るでしょう。
左遷されていた同僚が上司になるようなもので、年俸をほかの下部組織出身選手に合わせないといけない事情があったと想定されます。
そして、日本のメッシとも形容される久保建英選手のプレースタイルはメッシ選手と被っていて、当然試合に出るためにはポジションを奪う必要があります。
現在32歳のメッシ選手は未だに世界最高の選手であり続けていて、ポジションを奪うことはしばらくは現実的ではありません
バルセロナとしてはわざわざメッシ選手に似た選手を獲得して外国人枠を消費する理由はなかったということでしょう。
育成年代から注目していたファンはバルセロナで活躍する姿を見たかったでしょうし、久保建英選手本人もそのつもりだったでしょうが、残念ながら実現はしなかったですね。
そして、バルセロナにはリキ・プッチ選手という久保建英選手に似たタイプの若手ミッドフィールダーが注目されていて、同じ環境で育ったため、メッシ選手だけでなく久保建英選手と似たタイプの選手が多かったこともバルセロナが久保建英選手の獲得に二の足を踏んだ理由といえそうです。

ネットの声

「レアルマドリードはまだ早い。アセンシオやイスコに勝てるわけがない」

「アジアマーケット要員だね。」

「レアルマドリードBからよりも中堅チームに移籍したほうが良かった」

「バルセロナでメッシとのプレーが見たかった」

など様々な意見がありました。

レアルマドリードに入団しましたが、スペイン3部のレアルマドリードBからのスタートとなるので、まだまだトップチームへの道のりは険しいですが、期待したいですね。