
皆さんが学生の頃毎年測定していた「座高測定」ですが、2015年をもって廃止されたことをご存知でしょうか?しかも廃止理由が衝撃的!
廃止理由とは
身長、体重、座高。「なんで座高測らないといけないんだろう・・・?」と思いながらも測定された方が多いのではないでしょうか?そんな中ついに座高測定が廃止になりました。
理由は・・・"意味がないと分かったから"
1937年戦前から続いていた検査が昨年で終わったのである。戦後このシンプルな答えに70年以上も誰も気づかなかったのか。むしろそれを気づかせなかった座高測定器に拍手を贈りたい。 #illustration #イラスト #座高検査廃止 pic.twitter.com/DC4NLSPo1L
— 仲里カズヒロ (@Poolie82) 2016年1月12日
皆さんが思っていた通りの回答でした。座高をもともと測定する目的としては
・上半身と下半身の長さのバランスを見ることで、子供の発育状態が測定できる
・学校に配備する机や椅子の高さを決めるのにも役立つ
とありました。しかし、学校側は発育状態は座高では測定できないし、机やいすの配備にほとんど役に立っていない声が数多く上がっていたそうです。
※むしろ、生徒を含む学校関係者全員が思っていたのではないでしょうか?
この座高測定、なんと1937年から2015年まで78年間も測定が続いていたから驚きです。
「ぎょう虫検査」も廃止!
このアイコン、この青セロテープ。皆さんも覚えがありますよね。実はこのぎょう虫検査も廃止されるんです。理由として、衛生環境が昔よりも大幅に改善され、子どもの寄生虫感染率が激減したためです。
グラフを見てみると計測始めた1960年をピークに激減していますね。過去10年の検出率も1%以下にとどまっています。
沖縄など、南地方では子どもへの感染も確認されているので、文部科学省としては
・地域によっては学校の判断で継続するよう指導する
・学校の検査がなくなっても、ぎょう虫検査は病院でできるし、キットは市販されている
としています。
学校側の新たな試みは?
関節や筋肉、骨などに異常がないかを調べる新たな検査
これは、座高やぎょう虫検査の変わりに導入される検査項目で、運動不足でしゃがむことができない子どもや、クラブ活動のし過ぎで炎症になる子どもの健康課題の早期発見のために行われます。
クラブ活動のし過ぎはわかりますが、現代は運動不足でしゃがめない子どもがいるんですね・・・。学校関係者からも「しゃがむことができずに学校の和式トイレを使えない子や、跳び箱で手をついただけで骨折する子が増えている」との声も少なくありません。
新課程 ダンス
小中高で始まった新しい教育課程のダンス。始まった目的として、文部科学省は「運動の楽しさや喜びに触れ,表したい感じを表現したりリズムの特徴をとらえたりして踊ることができるようにする。」としています。
ダンス未経験の体育教師も多く話題になっていましたが、ダンスは体育の授業の一環として取り入れられるため、現場では体育教師と学生が楽しくやれているようです。
新課程 英語
2020年に小学3年生から英語が導入されます。英語は小学5年生から"成績がつきます"。中学受験にも英語が入ってくることから、これからの英語教育にますます熱が入ってきそうです。今まで勉強してきたのに使えない英語から、より英語が出来るような日本人が増えていくような英語になるといいですね。
時代と共に教育スタイルも変わっていくんですね。