スマートスピーカーが夫婦の会話を誤送信!?海外で話題の誤作動とは
「OK,Google」の掛け声などでCMでよく見かける
AI機能搭載の「スマートスピーカー」。
海外で話題の予想外に起きた誤作動とは!?
[media groove]
会話中の連続したワードチョイスで稀な事件が発生!
アメリカ合衆国ではスマートスピーカー「Amazon Echo」が
起こした誤作動が話題になっている。
「Amazon Echo」は音声アシスタントAIの「Amazon Alexa」
を搭載したスマートスピーカー。
被害にあったダニエル夫妻はなんと夫婦の会話が
録音されたデータをAlexaが勝手に送信してまったそう。
夫の部下からの連絡で問題が発覚。
ダニエル夫妻は会話を録音した記憶もなければ、
データを送信した記憶もなかったとのこと。
この件をAmazonに問い合わせ、送受信ログの調査結果と
ダニエル夫妻の報告が一致しており、
30分の会話の中で15回謝罪されたそうです。
ダニエル夫妻は所持している4台のAmazon Alexaの
払い戻しを求める事態に。
現在、アメリカのAmazon Echoは録音メッセージを
登録した連絡先に送信できる機能があります。
この事件は、このメッセージ送信機能の誤作動であり、
以下の2つの要因から起きた稀な事件です。
1つ目はダニエル夫妻の会話の中でのワードチョイス、
2つ目はAmazon Alexaのワードの誤解です。
事件の流れとしては会話の中でAlexaが誤解するワードが
連続してチョイスされ以下の流れができたそう。
①Amazon Alexaを起動
②メッセージの記録
③連絡先に登録された部下に送信指示
偶然とはいえ今回の誤作動は音声のデバイス入力機器では、
その他のスピーカーでも起こりえるかもしれません。
[media groove]
対策は起動ワードの変更が重要!
スマートスピーカーは起動させるのに
特定の起動ワード(ウェイクワード)が設定されています。
耳にしたことがある「OK Google」も
Google Assistantのウェイクワードの一つです。
ただ、「烏骨鶏(うこっけい)Google」というワードで
起動してしまうこともあるそう。
Amazon側は本件を真摯に受け止め、将来的な再発を
回避できる対策をするとのこと。
この件を受け、面白いことにアメリカ合衆国を
はじめとする英語圏において、男の子の赤ちゃんに対して
「Alexa」と命名する件数が激減しているそう。
息子を呼ぶのにスマートスピーカーが反応したら大変ですよね。
<出典:AI-topics>
この事件が発覚し、Amazon側は「Amazon Echo」は、
ユーザーからの録音の指示がない限り、
音声の録音は行わない設定に変更されたそう。
プライベートの音声データを勝手に録音されたら、
ハッキング等色んな問題が起きる可能性が高まりますよね。
Alexa起動後のやりとりは履歴として残るので、
この間の発言は気を付ける必要がありそうです。
また、「ウェイクワード」の変更が可能になり、
デフォルトの「Alexa(アレクサ)」に加えて、Echo(エコー)・Amazon(アマゾン)・Computer(コンピュータ)
の選択肢も指定できるように仕様変更されています。
生活の中で一番使用頻度が少ないものを選択することが
大切になるでしょう。
[media groove]
音声指示だけでもう一人いるかのごとく作業をしてくれる
スマートスピーカーは便利ですが、まだまだ改良途中。
さらに安全に使用できるようになると日本でも広まる可能性がありそうですね。