これからの車は手動でライトオフできない!?

車の「ライトオフ」が廃止??

意図的にライトが消せなくなった?

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ライトの「オフ」が無くなった理由とは

日産の新型軽自動車「ルークス」が発売から1か月で1万7000台以上の受注を受けるなどヒットの兆しです。

そんな新型ルークスのライトスイッチには、これまでの日本車では考えられなかった大きな変化が起きていました。

はたして、どのようなことなのでしょうか。

従来あった「ライトオフ」が廃止された日産の新型「ルークス」

新型ルークスのヘッドライトスイッチはこれまでの常識から外れています。

なんと、ライトスイッチに「オフ」がないのです。

はたして、どんな狙いがあるのでしょうか。

真相を知るべく、日産に尋ねてみたところ、次のような説明が返ってきました。

「街中などで夜間や薄暮時にヘッドランプを点灯しないで走行されるお客さまも散見されます。そこで、安全性能向上のためいち早くこの方式を採用しました。
4月からのオートライト義務化(一定の暗さでは必ずヘッドライトを点けないといけない)の考え方は、ヘッドランプを早く、確実につけていただくことによって、まわりからもより認知されやすくなることです。
『オフ』をなくしたのは、安全に対する考えの延長なのです。また、明るい場所から暗い場所へ環境が変わった際の点灯時間も瞬時とし、とにかく早く点灯するということにしました。
お客さまによっては点灯・消灯が煩わしく感じられてしまう可能性もありますが、安全優先で、早く点灯することを基本としているのです」

「オフ」が無いのは日本車だけじゃない

とにかくヘッドライトを点灯する時間を長くすることを狙っていることがわかります。

たしかに、オートライトを標準位置とするのであれば基本的に「オフ」は必要ありません。

実は、これまでも輸入車では日本向けでもライトのオフスイッチがないブランドもありました。

その代表がメルセデス・ベンツです。

理由はヘッドライトの付け忘れを防ぐためで、「オート」を標準として設定。

https://twitter.com/JAF_PLUS_Tokyo/status/1245978216818335744

戸惑う声も…

これまで踏み切れなかったのは

「自分の意志でライトを点灯/消灯したい」という声があったからでしょう。

しかし、この4月からのオートライト法制化では自分の意思での消灯ができなくなりました。
ルークスやeKスペース/eKクロススペースに続き、2020年4月16日に大幅改良を施した三菱「ミラージュ」では、マイナーチェンジにも関わらずオフのポジションが廃止されました。

今後、ますます拡大するとみて間違いないでしょう。

ネットの反応

「スーパーやコンビニなどの駐車場でエンジンかけっぱの車内で買い物してる人を待ってる人が居ますが、オートライトのせいでヘッドライトつきっぱなしがかなり迷惑。」

「坂道の交差点の信号待ちでは、対向車のライトは凶器です。特に最近のLEDライトは、少しの段差でもハイビーム以上の眩しさですが、メーカーや法的な対策はなされないのでしょうか。」

「普及するまでには時間が掛かるので、ぜひ無灯火の取締りを活性化していただきたい。」

バイクは常時点灯であることを考えると車のライトも自然な流れかもしれませんね。

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