ハロプロが音楽界で先陣を切ってコンサートを開催。感染対策と採算性は?

ハロー!プロジェクトに所属するアイドルグループ、モーニング娘。’20、アンジュルム、Juice=Juice、つばきファクトリー、BEYOOOOONDSのメンバーたちが集結する恒例の夏のコンサートツアー『Hello!Project 2020 Summer COVERS ~The Ballad~』(7会場計33公演)が11日、東京・中野サンプラザで幕を開け、会場収容人数(2222人)の50%以下となる約1000人を動員した。

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新型コロナウイルスのリスクがある中、赤字必至のコンサートを行う理由

夏のハロコンはこれまでの内容を一新。新型コロナウイルスへの感染予防対策として、会場の消毒、マスク着用、検温、入場時の手指消毒、座席は前後1席ずつ間隔を空けるなど、3密防止対策を徹底したうえで敢行。観客はマスク着用、常時着席、声援は控えての観覧が求められる。  

メンバーも3密回避のため、5グループ総勢52人をシャッフルしてA・B・Cの3チームに分け、ハロプロ以外のJ-POP曲のバラードをソロで歌う前例のない新機軸を打ち出し、それぞれが渾身の歌唱でファンを惹きつけた。  

初日は各チーム1公演ずつが行われ、先陣を切ったAチーム公演では、17人全員でAKB48の「365日の紙飛行機」をカバーする異例のサプライズで観客を驚かせました。

これまで日本のコンサートは会場使用料が高く、経費が高くつくため採算性が低いことが問題視されていて、アーティストはグッズ収入に力を入れるなど様々な工夫をしてきました。

今回のハロコンは席数の半分しかチケットを売らず、価格もいつも通り。さらにハロプロ以外のJ-POP曲を歌うために楽局使用料を支払う必要があります。グッズ販売は感染症対策のために行いませんので、赤字確定です。

欅坂46が解散を選択したように新型コロナウイルス禍の現在アイドルグループ、アーティストは採算が取れる状態ではありません。

クラスター発生で叩かれるリスクがありながらもコンサートを行うハロプロの狙いは将来への投資でメンバーがバラードをソロで歌うとなると歌唱力でごまかしが利かず、歌唱力アップ期間にしたいのでしょう。

モーニング娘。’20、アンジュルム、juice=juiceの人気グループは歌唱力に秀でたお馴染みのメンバーが歌唱パートを多く歌い、新人メンバーがなかな歌う機会がなく、グループとして歌唱力を維持できるのかという不安がありましたが、ソロで1曲ずつ歌うことで平等に競争と成長を促しつつ、通常通りコンサートが開催できるまで、メンバーのモチベーションを維持させようという狙いがあると思います。

ネットの声

ほんとにハロコンやるの…??

感染者数激増してるしどう見てもダメでしょ………ほんとこわい。
推しを見たいけどそれ以上に恐怖感しかない。

ハロコンが緊急事態宣言後、日本で初めて1000人規模のライブだったのか…
ただただ何もないことを祈るばかりだな…
テレビにも取り上げられるみたいだし…
もし一人でも出してしまったら新宿の劇場クラスターのようにひどく叩かれ、他のコンサート、エンタメ業界にも影響与えるからな

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