ハロプロ25周年。ジャニーズ大崩壊中に考えるハロプロが25周年続いてきた理由

ハロー!プロジェクト(通称ハロプロ)の25周年記念コンサートが、9日と10日の2日間にわたって東京・国立代々木競技場第一体育館で開催された。10日は現役グループのメンバー76人が総出演し、モーニング娘。を中心とした卒業生19人もステージに集結。ハロプロの看板を受け継いできた新旧メンバーによる豪華コラボレーションが実現。2日間3公演で3万人を動員した。

卒業と加入を繰り返しながら最新メンバーの17期までグループの歴史を長く紡ぐシステムを女性グループアイドル界に定着させたこともアイドルの歴史上とても大きい。これは男性アイドルが年齢を重ねながらアイドルとしての活動を継続できてきたいっぽうで一定の年齢までで卒業、解散となってしまってきた女性アイドルならではの事情から生まれたシステムといえます。

興味深いのは、モーニング娘だけではなく、この入れ替えシステムでアンジュルム、Juice=Juiceと人気グループを作りハロプロ内で競争させることにも成功しています。

また、卒業したメンバーがアイドル的な音楽活動を自分のペースで行うことができるシステムも整備されており、卒業したメンバーがメモリアルな場面で現役メンバーと共演することができることも強みとなっています。

現在もCDはそれぞれコンスタントな売り上げを記録し、コンサートはアリーナ、武道館クラスでの開催も珍しくない。近年は大規模ロックフェスなどに出演し、特にモーニング娘。が’19年に披露した40分間ノンストップのパフォーマンスは多くのロックファンを圧倒し、「体力お化け」と評されることもあった。

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ハロプロが25周年続いてきた理由1:事務所側のスキャンダルは少ない

アイドル事務所は写真週刊誌のターゲットとなり、スキャンダルに見舞われることは長く続いてやっていく以上避けては通れません。

ハロプロメンバーもスキャンダルは多かったですが、恋愛関係のものも多く犯罪のような本当にやってはいけないことをしたメンバーは吉沢ひとみのひき逃げ事件ぐらいでしょうか。

プロデューサーのつんくを始めとする事務所側の問題が起きてこなかったことや恋愛など個人の問題に対して寛容な対応を取っている方針はファンが継続してサポートする要因となったといえるでしょう。

ハロプロが25周年続いてきた理由2:既存メディアから距離を置いた業態転換に成功

テレビ東京のオーディション番組ASAYANから始まったモーニング娘。は一時期はジャニーズを凌ぐ勢いでしたが、AKB48の台頭もあり、黄金期は終了。

しかし、そこからライブを軸としたビジネスモデルに転換し、モーニング娘。以外にもアンジュルム、juice=juiceといった人気グループを作ることに成功しています。

世間的にはTVで見かけなくなったためハロプロは「終わった」アイドルと認知されているかもしれませんが、実は地道に続いてきています。

一方でTVは出演料や視聴率が露骨に減少しており、早めにTVから見放されて業態転換を迫られたハロプロはラッキーだったといえるかもしれません。

ハロプロが25周年続いてきた理由3:継続は力なり

ハロプロはもともと音楽事務所でありプロデューサーのつんくもミュージシャンであることから、アイドルソングに求められる以上に楽曲は尖っていてクオリティーが高いものが多く、メンバーにも16ビートを徹底的に鍛えさせるこだわりぶりであり、時間が経っても名曲として語り継がれるものが多くなっています。

ライブ中心のハロプロはスキルアップしやすい環境であり、アイドル卒業後も鈴木愛理などが活躍していることから「育成のハロプロ」としても評価が高くなっています。

優れた過去の楽曲や育成ノウハウはライブパフォーマンスへの高い要求レベルと歴史の積み重ねが為せる技であり他のアイドルグループにはなかなか真似できるものではありません。

ネットの声

ハロプロが大好きです。専ら最近のハロプロを追ってましたが、最近、YouTubeに過去のハロプロのMVが一気に公開されました。もちろん公式です。四半世紀分の曲達が聴けるなんてすごい。改めて過去曲を楽しんでます。太陽とシスコムーン、当時はチェックしてなかったけど後追いしたら名曲揃い。ガタメキラ、マツコさんが推してましたけど、つんく♂のアクが強くて堪らない。

石川梨華が夫の引退の時に姿を現した時は
「あーお母さんになっちゃたんだなー」と思ったんだけど
今朝、ニュースでこのコンサートの映像を見たら
アイドルに戻ってたので驚いた。
というか石川さんだけでなく子持ちの皆さん全員アイドルしてた。
現役OG含めて100人ぐらい集結したステージって

 

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