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B’zのコンサートで重軽傷者7人の事故。進む音楽界のドーム離れ

B’zのコンサートで重軽傷者7人の事故。進む音楽界のドーム離れ

ロックバンドB’zの所属事務所は18日、前日の福岡公演後のステージセット解体中に起きた、重軽傷者7人の事故の内容を報告し、謝罪した。

同事務所は「B’z LIVE-GYM Pleasure 2023-STARS-9月17日(日)福岡PayPayドーム公演終了後、ステージセット解体中の事故発生につきまして」と題した文面で「9月17日(日)福岡PayPayドーム公演終了後の深夜、ステージセット解体中にセットの一部が落下する事故が発生いたしました」と報告。「この事故により、ツアースタッフ・アルバイトスタッフが負傷し、現在病院で手当を受けており、会場で警察方々による現場検証が行われました(重軽傷7名・怪我をしたスタッフの命に別状はございません)」と記した。

また、21日から3日間予定される大阪公演については「ステージセットが一部破損、負傷したツアースタッフ・アルバイトスタッフもいることから、現在、大阪・ヤンマースタジアム長居公演(9/21、23、24)の開催について、慎重に協議、検証を行っております」と説明した。

コスパも悪く音響も悪い大型会場でのコンサート

現在、ドームコンサートのような大型会場でコンサートを行うアーティストが現象中です。嵐やSMAPといった国民的スターが居なくなり、数万人の動員を見込めるアーティストはサザンオールスターズ、やBZ、ドリカムなど過去のスーパースターです。

近年のアーティストはファンが多様化していることから、国民的人気はなくても実力も固定ファンもしっかりあるアーティストが増加中で、1万人程度の音響施設もしっかりしており、近くで見ることができる会場でコンサートを行ったほうが顧客満足度も高く、利益率も出やすいわけです。

加えて建設現場での労働力不足は深刻化しており、設営スタッフを集めるのも一苦労で、なれないスタッフを集めると事故のリスクも大きくなってしまいます。

これらのことから、小さめのサイズの会場でコンサートを行い、オンラインでも配信して収益化するビジネスモデルが主流となってきているわけですね。

野球は野球場で、サッカーはサッカー場で、コンサートはコンサート会場で行うことが主流となり、新国立競技場のような大型の陸上競技場は何に使用するのか分からないものとなっています。

ライブシーンではまだ集客力を保っていたジャニーズが、一連の騒動で勢いを失っていることから、ファンの分散化とコンサートの小型化の流れはさらに加速していくでしょう。

https://x.com/Bz_Official/status/1703637083888484490?s=20

ネットの声

過去には韓国歌手PSYのステージ解体中にスタッフの転落死亡事故がありました。その時は死亡事故だったから事務所や解体業者に家宅捜索が入ったみたい。ステージ組んだり解体するって命懸けの大変な作業なんだな。