バリウムは胃のレントゲン撮影のときに飲む白い液体。
健康診断ではつきものとされているものです。
35歳以上になれば健康診断で胃のレントゲン撮影が行われるので、35歳までの人には馴染みがないかも…。
バリウムを使うのは何故？
胃のレントゲン撮影の前日は21時以降の食事が禁じられています。
それは胃のレントゲン撮影のときに胃の中を空っぽにしておかなくてはいけないからです。
また、レントゲン撮影の前にバリウムなのですが、飲むのは胃の中で転がして影がないかを探すためです。
ですから、ベッドの上で横になったり寝そべったり体の移動をしなくてはいけません。
健康診断でバリウム飲んでレントゲン技師に「はい腰上げて右向いて」とか言われつつとかグルグル回るのがイヤな奴は多いと思う。だが気づいた。ヨガのレッスンだと思えば全然平気。「はい腰上げて右向いて…胃への流れを感じて…バリウムのアーサナ」むしろ気分が良くなってくる。今度やってみれ。 pic.twitter.com/PxxPEq1Flv
— ゾルゲ市蔵 (@zolge1) March 6, 2019
そのときにゲップをしないように指示されると思いますが、それはバリウムの中に発泡剤が含まれているためです。
胃を膨らませるためのものですから、ゲップをした場合は追加で発泡剤を飲まなくてはいけなくなります。
それと、バリウムが白いのは見やすさのためとされていますよ。
確かに白黒の写真撮影ですから、白い方がわかりやすいですからね。
バリウムと下剤がセットの意味は？
胃のレントゲン撮影の後ですぐに大便となってバリウムを排泄できればいいのですが、長引くと腸の中でバリウムが固まってしまいます。
それを避けるために胃のレントゲン撮影の後に下剤を飲まなければいけません。
バリウムを排出できなければどうなるの？
下剤を飲んでもバリウムを排出できない場合があります。
実際はトイレで強くいきんででも排泄したほうがいいでしょう。
どうしても排せつできない場合、そのときは冗談ではなく浣腸などの手段に出なくてはいけません。
当日中に排泄できなかった場合は医師に相談した方がいいでしょう。
排せつできない場合は腸閉塞などの病気になる場合もあります。。
市販の便秘薬では効果が少ないのでまずは病院に行くことが肝心です。
バリウムのまとめ
健康診断につきもののバリウムですが、胃のレントゲンよりもバリウムのほうが話題になるのは、撮影後に如何にバリウムを排出するかが問題になるからです。
心配な人は大変ですが、強めの下剤をもらうようにしたほうがいいかもしれません。
浣腸というとそこまで？と思う人もいるかもしれませんが、バリウムを排出できなかったために死亡事故まで発生しているのです。
当日中に排出できない場合は病院に行くようにしましょう。
